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映画「ボヘミアン・ラプソディ」を観てきた

大変遅ればせながら。


公開当初からネットの口コミだけでなく、同世代の友人たちの間であっちでもこっとでも超話題になってた映画。今年に入ってからも、高校時代の友人が4回目だか5回目だかを観に行くと言っていて、「たぶん興味ないだろうけど、行く?」と聞かれたばかりだった(笑)。

言わずとしれたクイーンの実話の映画。私は若い頃から洋楽にはまったく無関心だったので、みんなが「すごく良かった」と聞けば聞くほど、自分にはその価値がわからないだろうと、近寄らないことにしてた(笑)。

音楽好きの夫が何も言わないのが不思議だったので「みんなすごく良かったって言ってるよ」と水を向けてみると、「じゃあひとりでも行ってこようかな」という。暇だったし、ノリについていける自信はないけど、私も一緒に行くことにした。夫には旅行でも映画でも展覧会でもスケートでもいつも私の趣味に付き合ってもらってるし。

前置きが長くなったけど、肝心の映画は、私のような人でも楽しめた。「普通に」面白かったと思う(笑)。リアルタイムにクイーンを知らない若者が見てもわかるようにできてるのかな。ただ、「分かる人」にはもっと何倍も面白いんだろうなと思うと、なんかね。

さすがの私も出てくる曲の大半は聞いたことがあるし、フレディー・マーキュリーがエイズで死んじゃったことぐらいは知ってた。ただ、「その曲を聞いていた自分」という思い出がないので、それ以上の思い入れはないんだよね。好きだった人は、さぞかし感慨深いだろうなと思うのだけれど。

私を誘ってくれた高校時代の友人は、当時からロッド・スチュワートの大ファンで、洋楽ラブだった。対する私は、たのきんだの聖子ちゃんだのという超ミーハーお子ちゃまで、せいぜいアリスとかユーミンとか「ニューミュージック」ぐらいで。「そんな歌詞の意味もよくわからん曲のどこがいいのだ!」としょっちゅう言い争っていた思い出。(英語ダイキライだったし)

案の定、帰宅後家でクイーンの曲をかけたり、ネット検索して、映画の背景やら実話との違いだとかを熱弁する夫(笑)。これ、いつも私が映画見てくるとやってることだ。今回は完全に立場が逆転。

今更だけど、今になって思えば、みんなすごくいいと思う。それがわかるだけ、やっとオトナになったのかな!


2019.02.09 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画など



映画「日日是好日」

地元の映画館で「日日是好日」を観てきた。


昨年10月に亡くなった樹木希林が出ていたことでも話題になった作品。黒木華が演じる主人公のお茶の先生が樹木希林という設定。

物語は主人公が20でお茶を習い始めてから40歳になるまでの日々、仕事、恋愛、家族との死別というさまざまなことを経験していくなかで、お茶を続けることで自分自身が変わっていく様子が描かれる。

あらすじ自体はそれほど大きな展開があるわけではなく、淡々と、でも丁寧に、茶室での出来事や茶道具その他の映像が続く、静かな映画。(飛行機の中で見たら絶対寝ちゃいそう(笑))

美しい映像を目で味わい、しーんと静まった茶室での小さな音を耳で味わい、まさに「日本の美」を凝縮したような趣のある映画だった。お茶室に飾ってある掛け軸やお花も素敵。

序盤は樹木希林演じる先生が、お茶の作法を細かく教えるシーンが続く。お茶の世界がメインテーマだけに、ある意味主人公よりも存在感が大きい役で、印象に残る。

細々とした作法を頭で覚えようと思ってもだめ。お稽古を重ねて体が自然に動くようになったとき、ものの見え方や音の聞こえ方が違ってくるのだという。

日本の「道」と名のつくものはみんなそうだよね。まず型から入り、精神を研ぎ澄ませていく、みたいな。

茶道といえば、以前取材でお茶室体験をしたことがある。(記事はこちら→江戸千家を訪ねて - 都会の真ん中に息づく伝統 非日常の空間で感じた幸福論とは -

ほんの数時間体験しただけでも、心が洗われるような気がしたから、本気でやったら、自分の中身も変わってくるのかもというのは、ちょびっと分かるような。面倒くさそうだし、着物揃えるのも大変だし、実際には手を出せないけどね(笑)。

そうそう、タイトルの「日日是好日」というのは、「にちにちこれこうじつ」と読むらしいのだけれど、知らずに映画館の窓口で「ひびナントカの~」とか言っちゃった(恥)。毎日毎日がいい日という意味の禅の言葉なんだって。映画では茶道を極めると、雨の日も、雪の日も、寒い日も、それなりに良さが分かってくる、みたいな話が出てきた。自然に逆らわずにそのままを受け入れるって、いかにも日本的ね~。

2019.01.10 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画など



TSUTAYA閉店、、、からのAmazonプライムでみた『ゴッドファーザーⅢ』

来春シチリアへ行くので、気分を高めるためゴッドファーザーを見ようと思い立った。シチリア出身のマフィアを描いたこの映画、特にシリーズ3作目の「衝撃的なラストシーン」がシチリアの有名観光地で撮影されていることもあり、いろいろな人の旅行記を読んでいると、必ず「ここが、あの!」みたいに書かれているので。


TSUTAYAで借りようと行ってみたら、あれれれれれ。まさかの閉店。違う店になってる~。ここは日頃よく通る道なのに、2階なので全然気が付かなかった!

え~ショック。どしたらいいの?ネットレンタルとか??と途方にくれつつ、そういえばAmazonプライムの会員になっていると、映画が見放題なのだと聞いた覚えが。美容院のお兄さんも「あれ、めっちゃお得ですよね!」って言ってたっけ。

帰宅後検索してみると、あった、あった。ゴッドファーザー1~3まで全部揃ってる。

本当は1から順に見るのがいいんだろうけど、ドンパチもの(笑)はあまり好きじゃないから、映画自体には正直あまりそそられないこともあって、3だけを見ることに。でも、全然分からないと困るので、ネットであらすじをお勉強。こちらのサイト(ゴッドファーザーシリーズはこの順番で見よう:シリーズ全3作品のあらすじと時系列を解説【年代表つき】)が、全3作分のストーリーを詳しく書いてくれていたのでとても役立った。

人の名前がいっぱい出てきて頭に入れるのが大変だったので、見ている最中も、別画面でこの解説サイトを開いておいて、ちょこちょこ確認しつつ。途中までは、ときどき他のことしながら軽く見てたんだけど、さすがに最後の30分ぐらいは釘付け。

最後「●●したシーン」というのだけ知って見ていたので、完全にネタバレ状態でみたけれど、知らずに見ていたら、そりゃさぞかし衝撃的だ。やっとすべてうまく行ったと思ったら、まさかの!だものね。「ファミリーのために」選んだ道なのに、自分が殺されるよりもっと残酷な結末。「にわか」見な私でも涙が出そうだったから、シリーズ最初の主人公が若い頃から見てた人にとっては、もっともっと響くのでは。オペラと同時進行でハラハラする演出がよけいドラマチックなのね。

巷の評判では、シリーズの中でも1作目が一番人気で、この3作目はあまり高評価ではなかったらしいけれど。でも、いくら無料とはいえ、1からもう一度見直す、、ことは、ないかな(笑)。

そんなわけで数百円払うつもりが、無料で見られてしまったのはラッキー。だけど、これじゃ、TSUTAYAがつぶれるのも無理はないねと、実感した。いわゆるAmazonエフェクトってやつですな。


2018.10.30 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画など



映画『スターリンの葬送狂騒曲』

いつもの地元シネコンでの映画鑑賞。


独裁者スターリンの急死後に起きた、側近たちの跡目争いを描くブラックコメディ。

ときは1953年。長期に渡り専制政治を行ってきたスターリンが、後継者を指名しないままに急死したから、さあ大変。救急車を呼ぶより早く、秘密書類をあさったり、ライバルたちよりいち早く駆けつけるべく焦ったりと、保身に走る側近たち。

やがて死亡した後も、葬儀の準備を進めつつ、いかにライバルを蹴落とし自分が権力を握るかのドタバタが繰り広げられる。ロシアの歴史に詳しくないから、どこまでが史実なのか分からないけれど。実際のロシア人ってもう少し陰湿なんじゃないかというのは個人的な偏見。

冒頭で描かれる、容赦なく粛清が行われていく様子は本当に恐ろしい。最後クーデターのようなことを起こしたフルシチョフが、ためらっている仲間に「もう遅い。殺すか復讐されるかの二者択一だ」みたいに言うシーンがあったように、権力争いも負けは即刻死を意味する。

民主政治の曲がり角と言われる昨今だけど、やっぱり専制政治は怖いなぁと改めて実感する。今でもこういう国はあるんだろうなぁ。

ところで、wikiペディアによると、スターリンの遺体は「1961年10月31日までレーニン廟で保存されていたが、フルシチョフによるスターリン批判の煽りを受け撤去、燃やされた後クレムリンの壁に埋葬された」そうだ。

これだ!
IMG_9263.jpg 

2015年にモスクワに行ったときに撮った写真。後ろの赤い壁がレーニン廟で、レーニンの遺体は今もなお、そのままの姿でガラス張りの状態で展示されている。私も見てきたけど、まるで蝋人形のようだった。そのレーニン廟の前に、ずらっと並んでいろいろな人のお墓があるんだけど、ひときわお花がたくさんあって目立っていたのがこれだったっけ。

2017年に制作されたこの作品は、ロシアでは上映禁止となっているとか。そもそも、wikiによると上映されたのは、カナダ、イギリス、日本のみ(製作国はイギリス)。現在のロシア人は、スターリンのこと、どんな風に思ってるんだろうか。歴史上の評価ってのもそのときの権力者によってコロコロ変わるからね。

2018.10.29 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画など



映画『悲しみに、こんにちは』

地元のシネコンでひとり映画。スペインの『悲しみに、こんにちは』ってやつ。


むかーしサガンの「悲しみよこんにちは」って小説があったけど、あれとは別です。

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(公式FBより拝借)

両親を亡くして孤児となった少女フリダが、田舎で暮らす叔父夫妻の家に引き取られていったひと夏の物語。ときに優しく、ときに厳しく、実の子供のように迎え入れてもらうものの、そんなにすんなりとなじめるものではない。そんな日々を彼女の目線で描く。

なんといっても、主役のフリダが秀逸。まだ6,7歳の女の子で、そんなに長いセリフもない。なのに、ときに大人びた表情も見せながら、揺れ動く心情をにじませるその演技には脱帽。芸達者というより、もうドキュメンタリーを見ているみたいな。

そして、叔父夫妻の娘(フリダにとってはいとこ)のアナちゃんという女の子が、またまたかわいくて。真っ白色白でマシュマロみたいなぷっくりお肌は食べちゃいたくなる。そんな彼女はさらに小さくて3,4歳ぐらいなんだけど、これがまたとても演技とは思えない自然な表情で。

この二人の少女の自然な無邪気さ。子供ならではの残酷さもすごくナチュラル。田舎の自然たっぷりの風景もきれいだし、その中で二人が木に登ったり、川で泳いだりとワイルドに遊んでいる様子がとってもいい。

特に大きな事件が起きるわけじゃない。説明的なセリフも少なくて、オトナの誰かの心情が深く描かれることもない。本当に淡々と進むんだけど引き込まれる。そして、最後の最後のシーンがすごく胸にぎゅーっと来て、涙がほろり。ここまでで描かれてきたことが、この数分に凝縮されているような。きっと文字で書いても伝わらないから、気になる人は映画を見て(笑)。

映画は唐突にそこで終わるんだけど、その分ずっと余韻が残って、思い出すたびに「地味にいい映画だったなぁ」とじわじわくる。感動というほどではないし派手さはないけど、うん、これぞ映画という感じ。

あ、最後に。映画の中で、やたらと「血」の場面が出てくる。グロイというほどではないけど、なんでこんなシーン?というように血が出てくる。今思うと、それは、彼女の親が亡くなった病気を暗示してるのね。(明確に病名は出てこないけど、フリダが血を流すと恐れて逃げていくとか、治療法がないとか、おそらく、エイズ。)

まだあちこちの小さな映画館でやっているようなので、ぜひ!
公式サイトはこちら

2018.10.18 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画など



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