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映画『旅の終わり世界のはじまり』

書きそびれたけど、ちょっと前に見た映画。公式サイトはこちら


前田敦子主演のこの映画を見た理由は、全編ウズベキスタンロケで撮られた映画だから。ウズベキスタンは、そのうち行ってみたいと思って狙っているところなのだ。

ウズベキスタンってどんなとこ?という人のために、「ウズベキスタン」というGoogle画像検索で出てきた画面のキャプチャを貼っておこう。
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前田敦子演じるヒロインは、テレビの旅番組のレポーターという設定。ディレクターやカメラマン、アシスタントの男性3人とクルーを組んで、現地から旅レポートを撮影して歩いている。グルグル回る遊具に何度も乗せられてゲーゲーしたり、生焼けのまずい料理を食べさせたりと過酷な体験もしながら、プロ根性を発揮してにこやかに画面に収まる。そんな彼女は、本当はミュージカルをやりたいという夢がある。しかし今はその夢を封印して目の前の仕事を淡々とこなしていた彼女が、ある体験を経て、何かを見つける?みたいなお話。

いわゆるアイドル映画ではなく、ちゃんとした映画という印象。ほとんどすべてがあっちゃんが写ってるカットで、走るシーンも多くてなかなか大変そう。個人的には、普段よく旅番組を見るので、その裏話をのぞいたようで興味深かった面もあった。

肝心のウズベキスタンは、ものすごくきれいに撮ってるというわけでもないので、これを見たからといって「やっぱりぜひ行かなくちゃ!」と思うことはなかったけど、雰囲気をつかめたのはよかったかな。

近いうちに行けますように!



2019.09.16 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画など



映画『ミケランジェロ・プロジェクト』


先週あたりにBSプレミアムで放送していた映画。ジョージー・クルーニーが主演と監督を務め、マッド・デイモンとか俳優陣も豪華な割に、映画としては今ひとつだったけど、ベースとなっているある「史実」がとても興味深かったので、忘れないように書いておこう。

その「史実」とは、第二次世界大戦中、ナチスに奪われた美術品を奪還するために結成された特殊部隊“モニュメンツ・メン"。

若き日には画家を志したこともあるというヒトラー。その夢は叶わなかったけれど、総統として権力を握った彼は、「総統美術館」なる世界最大の美術館をつくろうとして、ヨーロッパ中の名画を強奪した。

このモニュメンツ・メンは、戦線が激しくなるなか、美術品が戦火で失われてしまうことを恐れた芸術家、歴史学者、建築家など7人男たちが、ルーズベルト大統領に頼み込んで結成したもの。当初は、価値のある美術品がある建物を攻撃しないように要請するつもりだったのが、いざ現地入りしてみると、ナチスが次々に美術品を強奪しているという事実を知る。しかも、ヒトラーは万が一自分が死んだときは、それらをすべて破壊してしまえという司令を出していた。

戦争も末期、ヒトラーが生きているうちに、美術品が無事なうちに、それらの隠し場所を突き止め、奪還し、元の所有者に戻そうというのが、彼らのミッションとなる。

本来兵士ではないメンバーたちが急遽訓練を受けて戦地に乗り込み、危ない目にもあって、7名のうち2名は命を落としてしまう。終戦を迎えた後も、ソ連軍がやってくる前に先に奪還しようと、迫真のシーンが続く。とはいっても、派手な戦闘シーンがあるわけではないけれど。

冒頭に書いたように、題材がドラマチックな割に映画としては、なんか盛り上がりの欠ける残念な感じなんだけど、そんなことがあったのねぇと思って見る分には、なかなかおもしろかった。

物語の中心として、ベルギーのブルージュと街にあるミケランジェロの聖母子像の話が出てくる。犠牲となった2人のうちの1人はこれを守ろうとして命を落とすという、ある意味象徴的な存在として登場する。

ブルージュはベルギーでも有名な観光地で、私も3年前にブルージュに行ったとき、この聖母子像の本物を見てたはず。と思って写真を探したら、あった、あった。
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でも、そんなストーリーがあるとはつゆ知らず。高いところにあって、しかも正面にガラスがはめてあったのでよく見えなかったのもあるけれど、ああ、ミケランジェロの作品だっていうから、一応見とこうかねぇ、なんてチラっと見てきただけ。先に映画を見てれば、もっと感慨深かったのにな。

もうひとつ、パリの美術館の作品は、あのノイシュバンシュタイン城に隠されていたのだという。ノイシュバンシュタイン城って、ほら、去年私が念願かなって行けてうれしー!って大喜びしてたところ。
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行く前に、いろんなガイドブックやサイトを見たけど、そんな歴史があるなんてどこにも書いてなかった気がする。

映画には細かく出てこないけど、あのモナリザやフェルメールの絵なんかも、このときに「奪還」したものらしい。つまり、彼らの活躍がなかったら、あんな、こんな名画たちを、今私たちが世界各地の美術館で見られることはなかったかもしれない。(でも、奪還できずに燃やされてしまったものもや、未だに見つからないものもたくさんあるらしい。)

実は、先週『ヒトラーvsピカソ 失われた名画のゆくえ』というナチスの強奪品の奪還についてのドキュメンタリー映画を、地元の映画館で見たばかり。こちらは、タイトルのイメージとは程遠い地味~なドキュメンタリーで、延々と関係者のインタビューが続くだけ、知らない作品や人名もいっぱいで、半分ぐらいは眠ってしまって見てなかったので(まわりもみんな寝てた)、特に日記にも書かなかったんだけど。

起きて見ていた部分で印象に残っているのは、奪還したものも、その作品の経歴(どんなルートで所有者を渡り歩いていたか)などの記録がわからないと、本物かどうかの見極めも難しく、元の持ち主を探し出すのもかなり大変な作業だということだった。

それと、強奪された以外にも、身の危険を感じたユダヤ人がビザの入手と引き換えに手放したという例も多いらしい。

個人所有の美術品を奪還する話としては、3年ぐらい前にみた『黄金のアデーレ 名画の帰還』という映画がある。こちらは一度はオーストリアの美術館に収められたクリムトの作品の返還を求めて、元の持ち主の相続人が国を相手に訴訟を起こすというもの。これは純粋に映画としても面白かった。

長い歴史を経ている古い美術品は、ずっと同じ場所にあるわけじゃなく、それぞれの物語があるんだなってことだよね。そういう知識もあると、作品を見る楽しみも増えるのかも。

2019.06.07 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画など



おじいちゃん日記0604と、映画『長いお別れ』

前回に続き、抱き合わせ(笑)のおじいちゃん日記。


午前中、2駅離れた街にあるシネコンで『長いお別れ』という映画を見てきた。以前原作を読んでいたので、どんな風に映像化されたのかなと思って。(そのときの読書録はこちら)。

内容は、父親に認知症が発症してから亡くなるまでの7年間を追うストーリー。娘の数が3人から2人に変わってる以外は、ほぼ原作に忠実な内容。原作では認知症介護のリアリティが印象に残ったけど、映画では娘たちのそれぞれが抱える個人的な事情の部分も時間を割いていて、介護そのものよりも、妻との夫婦関係や娘たちとの親子関係の方にフォーカスした「家族の物語」としてじわっと感動するものに仕上げている感じ。

極力「暗さ」を払拭して明るい話としてつくりたかったようだ。単なる介護の話よりも家族の話の方が間口が広くなるもんね。ただ、介護の大変さみたいな部分がオブラートにつつまれていて、ちょっとキレイにまとめすぎちゃった感じもした。(介護の話としてはね)

特に妻であるお母さんが常に優しく、明るい。弱音も愚痴もはかない。「何度同じことを聞くのよっ!」なんてキレることもなく、模範的な対応。原作でもそういう感じではあったけれど、映像としてみちゃうとね。娘たちも何一つ衝突することもなく協力していて、こんな介護だったらいいよね、という感じ。劇場はシニアでいっぱいだったけど、実際に介護を体験した人にとっては、どんなふうに映ったんだろう?

個人的には、自分が原作を読んだときは、ウチの父にも「気配」が出ていて「間違いない」と感じていた時期。読書録を読み返すと、これから先、父はこんな風になっていくのか……と怯え、読後すぐに父に診察を受けさせる作戦を開始したようだ。

その後母の入院、死別を経て順調に重症化し、グループホームに入居した今、改めて見ると、何か言いたいのに言葉が出てこない姿とか、現在の父の姿に重なる部分も多い。父親役の山崎努の無表情な演技はかなりリアルだった。「なんだか遠いんだよなぁ」ってセリフが重たい。

父親が話を理解できないのが分かっていて、娘がそれぞれ抱える辛い気持ちを吐露する場面は、とても切なかった。頭がしっかりしてるときだと説教されそうで言えなかったことが、今なら素直に言える、っていう気持ち、すごくよく分かる。

タイトルにもなっている「長いお別れ」。本を読んだときはピンとこなかったけど、天国に行った母と違って父はまだ目の前にいるのに、どんどん意味のある会話ができなくなっていく日々に、何度かこのタイトル名を思い出しては、ほんとにそうだなぁと実感する。

映画を見たその足で施設に行ったのは、会いたくなったからというわけではなく(笑)、映画の後にランチを食べすぎたので、1時間かけて歩いて帰ることにしたら、その通り道だったから。(でも、これも何かの導き?)

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サラダプレートっていうから、軽いと思ったのに(笑)。お肉は夫に手伝ってもらったのに、お腹いっぱいすぎ。

訪ねたとき、父は新聞折り作業のお手伝い中だった。端を揃えてピシッと折るところが几帳面な父らしい。こういう習性って変わらないのね。

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新聞を指さして「これはなんて書いてあるんだ?」と何度も聞かれたけど、株価欄の数字なんて、細かすぎて私にも読めないよ(笑)。なんで今日はこれに興味を持ったのかな。テレビで興味を持って反応していたのは、ダイエットのCMに出てきた超デブのお腹。「こりゃすごいなぁ」って笑ってた。

なんでもないやりとりも、「長いお別れ」の一部だと思うと、愛おしいね。


2019.06.05 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画など



映画『ぼけますから、よろしくお願いします。』

87歳で認知症を発症した母親と、それを老々介護する95歳の父親の日々を、実の娘がカメラに収めたドキュメンタリー映画。


認知症の母親ということで、認知症との付き合い方などがテーマになっているのかと思っていたら、そうではなかった。見終わって感じたのは、夫婦や親子の愛情と絆。認知症ならでの行動をする姿や、それに当惑する父親や娘本人の姿も描かれるのだけれど、あくまでも母親本人の気持ちに寄り添い、本人の辛さを描こうとしている点が印象的だった。

最近情緒不安定な、父の施設の「荒ぶる女」の姿も重なって見える。うちの父も自分が壊れていくのを自覚していたときは辛かったんだろうなぁとかね。

それにしても95歳の父親。母が元気なときは家事は妻に任せきりだったというけれど、料理もすれば掃除もする。腰は90度曲がって歩くのもしんどいのに買い物にも行く。「仕事をやめて帰ってこようか」という娘には「自分が元気なうちは帰らなくていい」と言い放つ。

耳は遠いながらも、頭はしっかりしていて、毎日新聞や本を熟読し、英語にも挑戦している父は、昔から勉強が好きだったのに、戦争のせいで大学に行けなかったのを悔んでいる。その思いを託した娘が東大を出て立派に仕事をしていることが父の誇りでもあるのだ。そんな父の気持ちをくんで、東京での生活を続ける娘。

途中で、さすがに介護保険サービスを使おうという話になるのだけれど、父も母も頑なに拒絶しようとする。これはうちの両親のときも、義両親のときも同じだ。きっと、自分たちが「あちら側」の人間になってしまうことを認めたくないのね。

結局介護保険は使うことになるけれど、両親の自立を見守り続ける娘。私だったらとてもあの状態で二人だけでは置いておけないと思ってしまうけれど、これがこの家族の選んだ形。何が本人たちにとって幸せなのかってむずかしい。

テレビの制作ディレクターを職とし、この映画の撮影と語りと監督も務めた娘は1961年生まれ。母親は昭和4年生まれ。1962年生まれで昭和3年生まれの母を持つ私にとっては、どうしても自分を重ね合わせずにはいられない。同じ年代の人はみんな、他人事とは思えないと思う。機会があったら、ぜひ。

映画の内容がわかる紹介記事はこちら
『ぼけますから、よろしくお願いします。』~介護の現場と両親の想いを克明に映すドキュメンタリー

娘である監督のインタビュー記事はこちら
「ぼけますから、よろしくお願いします。」と言われて。娘が撮った、認知症の母と耳の遠い父の老老介護

おまけ。
微笑ましくて笑っちゃうシーンもあるけれど、私はとても笑えない切ないシーンで、私の後ろに座っていた80代とおぼしきお祖母様方が、ゲラゲラ笑ってたのはなんなんだろー。同年代ならではのツボがあるのかなぁ。



2019.05.15 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画など



映画『洗骨』を観てきた

近所のミニシネコン。しばらく行ってなかったけど、チラシを見て突然思い立って行ってきた。


作品はガレッジセールのゴリが監督をしたという『洗骨』。洗骨とは文字通り骨を洗う儀式。亡くなった人を棺に入れたまま放置し、4年後に白骨化した骨を取り出して洗って納骨するという風習だ。作品の舞台となった粟国島や与論島では今も続いているという。

一家の母親が亡くなったというシーンから始まり、その4年後に洗骨をするために家族が集まってきたところから、家族の物語が描かれる。妻の死を受けいられない父、離婚問題を抱えた息子、臨月のお腹で帰ってきた娘。クライマックスの洗骨の儀式とそれに続く出産シーンは圧巻だった。

臨月という設定を見た時点で「あ~、死と生をつなげたいのね、お手軽すぎ?」と思ったけど、どちらのシーンもものすごくリアルに描かれていて、非現実的ではあるけれど、人間の死と生をリンクさせて感じざるを得ないインパクトは大きい。知らないうちにずっと涙が流れっぱなし。

死者の骨を洗うなんてかなりグロテスクな話だけど、映画自体はまったく暗くない。ちょいちょいコメディチックな場面も散りばめられていて、心が温かくなる作品。そういう意味ではおくりびと系?

父親役は奥田瑛二。往年のイケメンスターも飲んだくれのダメダメ爺さんを演じる時代なのね。おばさん役の大島蓉子が良かった。と書きつつ、実は名前知らなかったんだけど、顔を見たら絶対知ってる女優さん。ドラマや映画でいっぱい見たはずなのに、何に出てたか思い出せない~。でもみんな知ってるはず。口うるさくておっかないけど優しくみんなを仕切って守ってくれるオバチャン役が頼もしくてかっこよかった。現実にいたら面倒臭そうだけど(笑)。

ところでこのシネコン。実は昨年暮れに一度閉館になって経営母体が変わったらしい。年間パスポートもなくなっちゃったので、普通料金で行ったら1800円。わー、これじゃ普通の封切り館と変わらないなー。今度から1日とか水曜日とか1000円の日に行かなくちゃ!


2019.03.29 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画など



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