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TSUTAYA閉店、、、からのAmazonプライムでみた『ゴッドファーザーⅢ』

来春シチリアへ行くので、気分を高めるためゴッドファーザーを見ようと思い立った。シチリア出身のマフィアを描いたこの映画、特にシリーズ3作目の「衝撃的なラストシーン」がシチリアの有名観光地で撮影されていることもあり、いろいろな人の旅行記を読んでいると、必ず「ここが、あの!」みたいに書かれているので。


TSUTAYAで借りようと行ってみたら、あれれれれれ。まさかの閉店。違う店になってる~。ここは日頃よく通る道なのに、2階なので全然気が付かなかった!

え~ショック。どしたらいいの?ネットレンタルとか??と途方にくれつつ、そういえばAmazonプライムの会員になっていると、映画が見放題なのだと聞いた覚えが。美容院のお兄さんも「あれ、めっちゃお得ですよね!」って言ってたっけ。

帰宅後検索してみると、あった、あった。ゴッドファーザー1~3まで全部揃ってる。

本当は1から順に見るのがいいんだろうけど、ドンパチもの(笑)はあまり好きじゃないから、映画自体には正直あまりそそられないこともあって、3だけを見ることに。でも、全然分からないと困るので、ネットであらすじをお勉強。こちらのサイト(ゴッドファーザーシリーズはこの順番で見よう:シリーズ全3作品のあらすじと時系列を解説【年代表つき】)が、全3作分のストーリーを詳しく書いてくれていたのでとても役立った。

人の名前がいっぱい出てきて頭に入れるのが大変だったので、見ている最中も、別画面でこの解説サイトを開いておいて、ちょこちょこ確認しつつ。途中までは、ときどき他のことしながら軽く見てたんだけど、さすがに最後の30分ぐらいは釘付け。

最後「●●したシーン」というのだけ知って見ていたので、完全にネタバレ状態でみたけれど、知らずに見ていたら、そりゃさぞかし衝撃的だ。やっとすべてうまく行ったと思ったら、まさかの!だものね。「ファミリーのために」選んだ道なのに、自分が殺されるよりもっと残酷な結末。「にわか」見な私でも涙が出そうだったから、シリーズ最初の主人公が若い頃から見てた人にとっては、もっともっと響くのでは。オペラと同時進行でハラハラする演出がよけいドラマチックなのね。

巷の評判では、シリーズの中でも1作目が一番人気で、この3作目はあまり高評価ではなかったらしいけれど。でも、いくら無料とはいえ、1からもう一度見直す、、ことは、ないかな(笑)。

そんなわけで数百円払うつもりが、無料で見られてしまったのはラッキー。だけど、これじゃ、TSUTAYAがつぶれるのも無理はないねと、実感した。いわゆるAmazonエフェクトってやつですな。


2018.10.30 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画など



映画『スターリンの葬送狂騒曲』

いつもの地元シネコンでの映画鑑賞。


独裁者スターリンの急死後に起きた、側近たちの跡目争いを描くブラックコメディ。

ときは1953年。長期に渡り専制政治を行ってきたスターリンが、後継者を指名しないままに急死したから、さあ大変。救急車を呼ぶより早く、秘密書類をあさったり、ライバルたちよりいち早く駆けつけるべく焦ったりと、保身に走る側近たち。

やがて死亡した後も、葬儀の準備を進めつつ、いかにライバルを蹴落とし自分が権力を握るかのドタバタが繰り広げられる。ロシアの歴史に詳しくないから、どこまでが史実なのか分からないけれど。実際のロシア人ってもう少し陰湿なんじゃないかというのは個人的な偏見。

冒頭で描かれる、容赦なく粛清が行われていく様子は本当に恐ろしい。最後クーデターのようなことを起こしたフルシチョフが、ためらっている仲間に「もう遅い。殺すか復讐されるかの二者択一だ」みたいに言うシーンがあったように、権力争いも負けは即刻死を意味する。

民主政治の曲がり角と言われる昨今だけど、やっぱり専制政治は怖いなぁと改めて実感する。今でもこういう国はあるんだろうなぁ。

ところで、wikiペディアによると、スターリンの遺体は「1961年10月31日までレーニン廟で保存されていたが、フルシチョフによるスターリン批判の煽りを受け撤去、燃やされた後クレムリンの壁に埋葬された」そうだ。

これだ!
IMG_9263.jpg 

2015年にモスクワに行ったときに撮った写真。後ろの赤い壁がレーニン廟で、レーニンの遺体は今もなお、そのままの姿でガラス張りの状態で展示されている。私も見てきたけど、まるで蝋人形のようだった。そのレーニン廟の前に、ずらっと並んでいろいろな人のお墓があるんだけど、ひときわお花がたくさんあって目立っていたのがこれだったっけ。

2017年に制作されたこの作品は、ロシアでは上映禁止となっているとか。そもそも、wikiによると上映されたのは、カナダ、イギリス、日本のみ(製作国はイギリス)。現在のロシア人は、スターリンのこと、どんな風に思ってるんだろうか。歴史上の評価ってのもそのときの権力者によってコロコロ変わるからね。

2018.10.29 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画など



映画『悲しみに、こんにちは』

地元のシネコンでひとり映画。スペインの『悲しみに、こんにちは』ってやつ。


むかーしサガンの「悲しみよこんにちは」って小説があったけど、あれとは別です。

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(公式FBより拝借)

両親を亡くして孤児となった少女フリダが、田舎で暮らす叔父夫妻の家に引き取られていったひと夏の物語。ときに優しく、ときに厳しく、実の子供のように迎え入れてもらうものの、そんなにすんなりとなじめるものではない。そんな日々を彼女の目線で描く。

なんといっても、主役のフリダが秀逸。まだ6,7歳の女の子で、そんなに長いセリフもない。なのに、ときに大人びた表情も見せながら、揺れ動く心情をにじませるその演技には脱帽。芸達者というより、もうドキュメンタリーを見ているみたいな。

そして、叔父夫妻の娘(フリダにとってはいとこ)のアナちゃんという女の子が、またまたかわいくて。真っ白色白でマシュマロみたいなぷっくりお肌は食べちゃいたくなる。そんな彼女はさらに小さくて3,4歳ぐらいなんだけど、これがまたとても演技とは思えない自然な表情で。

この二人の少女の自然な無邪気さ。子供ならではの残酷さもすごくナチュラル。田舎の自然たっぷりの風景もきれいだし、その中で二人が木に登ったり、川で泳いだりとワイルドに遊んでいる様子がとってもいい。

特に大きな事件が起きるわけじゃない。説明的なセリフも少なくて、オトナの誰かの心情が深く描かれることもない。本当に淡々と進むんだけど引き込まれる。そして、最後の最後のシーンがすごく胸にぎゅーっと来て、涙がほろり。ここまでで描かれてきたことが、この数分に凝縮されているような。きっと文字で書いても伝わらないから、気になる人は映画を見て(笑)。

映画は唐突にそこで終わるんだけど、その分ずっと余韻が残って、思い出すたびに「地味にいい映画だったなぁ」とじわじわくる。感動というほどではないし派手さはないけど、うん、これぞ映画という感じ。

あ、最後に。映画の中で、やたらと「血」の場面が出てくる。グロイというほどではないけど、なんでこんなシーン?というように血が出てくる。今思うと、それは、彼女の親が亡くなった病気を暗示してるのね。(明確に病名は出てこないけど、フリダが血を流すと恐れて逃げていくとか、治療法がないとか、おそらく、エイズ。)

まだあちこちの小さな映画館でやっているようなので、ぜひ!
公式サイトはこちら

2018.10.18 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画など



映画『アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル』

1994年、リレハンメル五輪直前のフィギュアスケート全米国内大会で起きた「ナンシー・ケリガン殴打事件」。それに関わったとされるトーニャ・ハーディングの半生を追った映画。


ハーディングといえば、全世界で2番目(1番はもちろん、あの日本人!)、アメリカ人で初めてトリプルアクセルを飛んだ女性としてその名を刻まれている。しかし、あの事件によってスケート界を追放された転落人生。

映画は彼女がスケートを始めた少女時代から始まる。働いたお金を全部つぎ込んでスケートをやらせてくれたものの、粗暴で冷たい母。虐げられて育った彼女は、やがて結婚した相手もDV男という「不幸な」人生。その男がつるんでいるのも悪い仲間たちで、という具合に、スケートのシーン以外は、暴力や暴言だらけのかなりダーティなシーンが続く。

殴打事件そのものは、彼女が直接手を下したわけでも指示したわけではなさそうだけれど、まったく無関係ではなく、そもそもそういう悪い奴らと関わりを持ってしまったことがもう間違いだったのだと思わされる。

フィギュアスケートといえば、今の日本でも「お金のかかる習い事」として知られている。当時のアメリカでももちろんそうで、お金持ちの子供ばかりが集まる世界に、労働者階級で裕福じゃない母子が足を踏み入れてしまったこと自体が不幸の始まりだったようにも見える。

映画では特に、彼女がいかにその世界にふさわしくない人間として不当に扱われるか、強調して描かれている。そのあたり、日本以上に格差や差別の激しいアメリカ社会を象徴してるのかもしれない。

描いているテーマがその辺にあるためか、スケートを扱っているけれど、私が普段チェックしているスケートファンの間でもこの映画の話題はほとんど見かけなかった。

特に今の日本のフィギュアスケート選手って、真央ちゃんとか羽生くんとか、清廉な良い子ちゃんのイメージなので、衣装着たままタバコ吸ってたり、ジャッジに直接文句を言いに行ったり、っていう世界は、異質に感じられる。「ヤンキーとフィギュアという、日本ではありえない融合」って誰かが書いてたのは、言い得て妙。

この事件より少し前、日本では伊藤みどりが活躍していた。彼女も、決して裕福な家の子ではなくて、山田コーチが自宅に引き取って面倒をみたという。彼女の実家はあんなヤンキーじゃなかったかもしれないけど、ハーディングにも、彼女の才能を見出して真摯に面倒をみてくれる大人がいたら、違う道を歩んだのかもね。



2018.09.03 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画など



映画「リメンバーミー」

ロードショーからは周回遅れながら、先日地元のシネコンでピクサーの映画「リメンバーミー」を観てきた。


トイ・ストーリーとか観てないし、アニメにはあまり関心がなかったんだけど、大人の間で評判が良かったようなので。

題材になっているメキシコの「死者の祭り」というのを以前テレビで見て興味があったのもある。昨年母を亡くしたばかりなので、この映画に出てくるという「忘れられた死者はあの世でも行きていけない」という話がひっかかってたのもある。

で、予想以上に良かった。これはアニメだけど完全に大人向けね。テーマは家族の絆。ストーリーは安定のディズニー路線王道という感じで、どんでん返しも驚きはないけど、その分安心して観てられる感じ。巷で言われる号泣はないものの、しんみりはする。

そして、母の死後初めて、母にまた会いたいな。。と思った。

昨年、母の死をしっかりと見届けたはずなのに、「死ぬってどういうこと?」というのが、よけい分らなくなった気がする。不思議。

ところでこの映画、主役のミゲルという少年の吹き替えをやっている子、歌がめっちゃうまくてびっくり。ちょっと調べたら、小学生の頃からカラオケバトル(という番組があるの?)で有名だったらしい(動画はこちら)。13歳というので声変わりが気になるところだけど、まさに天使の声。セリフもうまい。

主要キャストの吹き替えも、藤木直人と松雪泰子だったと知って、またびっくり。全然気が付かなかった。ふたりとも歌をうたうシーンもある。これも上手。

メキシコの「死者の日」については、たとえばこちら。
町中骸骨だらけ!メキシコ死者の日に参加してみた感想と写真とか

日本のお盆みたいなものだけど、もっと陽気なお祭り。街中で仮装したりするらしい。ツアーも出てるみたいなので、一度見に行ってみたいな。

そうそう、併映されてるアナ雪の新作は、つまんなかった。残念。



2018.08.22 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画など



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