映画「ダンガル、きっと強くなる」

昨日から公開になったインド映画「ダンガル、きっと強くなる」を観てきた。


以前観た「きっと、うまくいく」「PK」と同じ人が主演している作品。前2作がとても面白かったので目をつけてたんだけど、ネットの評判もすごくいいようなので、さっそく行ってきた!(「PK」を観たときの日記はこちら)。

今回は、レスリングの元国内チャンピオンのお父さんが、自分の果たせなかった「国際大会の金メダル」の夢を娘に託すというお話。実話を元にしているそうだ。

娘には有無を言わさず過酷なトレーニングを課すなど、いわゆるスポ根なんだけど、ポイントはこれが女の子というところにある。

息子に恵まれなかったために、娘を鍛えることにしたわけだけど、女性差別の激しいインドだけに、家事や育児のための道具としかみなれない女の子が、ひとりの人間として期待されることに大きな意味がある。その思いを受けて、厳しい指導に最初は反発しながらも、周りから何を言われても意に介さない父の強い意思についていく娘。

2時間以上ある長い映画なんだけど、全然退屈しないで見応え充分。父娘の絆も感動的で、後半は涙涙。前2作がコメディタッチな部分もあったのに比べると、ある意味普通の正当派だったのは意外だったけど、起承転結のストーリーはわかりやすくて、ハリウッド映画に負けない名作だと思う。インド映画特有の、突然踊りだすシーンもほとんどないし(笑)。

最近お騒がせの日本の女子レスリングも、父の熱血指導で育った人多いよね。浜口京子とか吉田沙保里とか。彼女たちが観たら絶対泣いちゃうと思う。

インド映画なんて……と思う人も、ぜひ見てみてね!

2018.04.07 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画など



映画『グレイテストショーマン』

評判のいいミュージカル映画『グレイテストショーマン』を見てきた。


いつも行く2駅となりのシネコン。平日の昼間なのに若い人がいっぱい。14日でTOHOシネマデー(1400円)だからなのね。思いっきり平均年齢挙げている私たちは夫婦50割引きで毎日ひとり1000円ですけど(^^;)。でも、それにしても、平日昼間で2/3が埋まっていたのは、さすがの人気作品。

貧しい家に生まれて親にも死なれ、ひとりでたくましく育った主人公は、その発想力と実行力で見世物ショー(小びとや大男、シャム双生児などいわゆる「ユニークな人」を集めたショー)を大ヒットさせ、英女王に拝謁するほどの栄光をつかむ。当初は成り上がりモノと馬鹿にされていたものの、ヨーロッパのオペラ歌手をアメリカに連れてきたツアーも大当たりし、次第に上流社会でも認められるほどになるが……。19世紀初頭に実在した人物をモデルにした話をベースに、2時間の起承転結は映画っぽいストーリーにまとめられている。

前評判でとにかく音楽がいい!という噂、観てみて納得! ストーリー自体も悪くないけど、使われてる音楽、それを歌ってる人、音楽の挿入の仕方や流れもすごく良かった。そもそも、音楽のシーンがとても多いのだけれど、それを全然不自然に感じない。怒り、哀しみ、喜びみたいなものが、すべて音楽で表現されているようで、とあるレビューの表現を借りると「何か問題や障害が起きても、歌い踊っている間に解決し、物事は前に進んでいく」という感じ。

あえてストーリーというか設定について書くとすると、この映画の中で、貧しい自分やハンディキャップのある人が、自分の居場所を求めて前に進んでいくという姿は、すごくアメリカ的なのかなぁということ。その辺の魂の叫びとも言えるのが、主題歌にもなっている「This is me」。アカデミー賞授賞式のときの動画がこちら。(ゴールデングローブ賞では主題歌賞を受賞したらしいけれど、アカデミー賞ではノミネートのみ)

ミュージカル映画が好きな人は、ぜひ見に行ってね~。




2018.03.13 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画など



映画『ヒトラーに屈しなかった国王』

この前ゴッホの映画を観たときに、また地元シネコンの年会員に申し込んだ。3000円払うと、無料鑑賞券が3枚もらえて、その後1年間は1回800円(通常は1400円)でOK。年間3回以上見るなら絶対元が取れる計算ね。で、今回は無料鑑賞券を使ってみてきた映画。


主人公はノルウェーの元国王ホーコン七世。現国王の祖父に当たる人。デンマーク王室の次男として生まれたが、ノルウェーがスウェーデンの支配から独立した1905年に国王に就任したという経歴の持ち主。

映画で描かれるのは、ヒトラーがノルウェーへの侵攻を開始した1940年の数日間のできごとだ。政府の閣僚と共にオスロを離れて逃亡する国王に傀儡政権を認めさせようとするヒトラー。ヒトラーは直接出てこない(電話の声だけ)んだけど、交渉を任された駐在ドイツ公使との会談の場が最大の山場となる。

これ以上犠牲者を出さないために降伏するのか、抵抗を続けるのか。悩みに悩んだ国王の出した結論は、まさにタイトルの通り。映画自体は国王が降伏を拒否するところまでがメインで、結局その後ドイツに占領され、王と皇太子はイギリスに亡命するという歴史的な事実は淡々と字幕で流れるのみ。

その辺の詳しいことは分からので、どうせ降伏するんだったら、、、と思ってしまったりもしたけれど、帰宅後wikiなどで調べたところ、イギリス亡命後も国内のレジスタンスを支持するなど、今もノルウェー国民の尊敬を集めているらしい。

映画では、孫煩悩な姿や、持病の腰痛を抱えて苦しむ姿などひとりの人間としての側面が強調されていて、歴史好きでなくても、ヒューマンドキュメンタリー的に楽しめるようになってた印象。命からがら、子供たちを連れて逃亡するシーンは、ちょっとベルばらを思い出したり。

映画では「すべては祖国のために」という言葉が強調されていて、元々はノルウェー人じゃないのになぜ?と不思議な感じも。でも「私は世界で唯一国民に選ばれた国王なのだ」と言ってたらしい。世襲じゃないからなおさら的な? そもそも、国王をよその国の王室から連れてきちゃうってあたりが(ヨーロッパではよくあることだけど)、「万世一系」の皇室を持つ日本人にはよく分かんない感覚なんだけどね。そんな歴史があるので、おそらくヨーロッパの人にとっての国とか国境とかの概念は、日本人とはかなり違うんだろうなぁと思う。

そもそも北欧史って、一般の日本人にはほとんどなじみがないよね。私も何年か前に北欧旅行に行く前は、スウェーデン、ノルウェー、フィンランド、デンマークって、ほとんど区別付かなかったもの。(確かその頃本を読んだはず、、と思って探してみたら、自分で簡単にまとめたものがあった→読書録:『物語 北欧の歴史』

実際に行ってみると、スウェーデンは大きな歴史的な建物がいっぱいあって歴史的に強国だったんだなぁというのがよく分かったし、ノルウェーが今もEUに入らず中立を保っていることも初めて知った。オスロ(ノルウェーの首都)のノーベル記念館だったかな?のガイドのお姉さんが「私たちの国は資源が豊富だから(独立してもやっていける)」みたいなことを自慢していたのが印象に残ってる。あと、物価の高い北欧の中でもノルウェーは特にメチャ高だった記憶。なーんてことを、いろいろ思いだした映画でした。







2018.02.25 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画など



映画『ゴッホ 最期の手紙』

昨日、久しぶりに地元のシネコンに行ってきた。観てきたのは『ゴッホ最期の手紙』という映画。


ゴッホの生涯を描いた映画はいくつかあるけれど、昨年日本で公開されたこの作品は、全編を「ゴッホ風アニメーション」で描いていることでも話題になった。

百聞は一見にしかず。公式サイトを見てもらうと、どんな感じか分かるかな。

ゴッホ風タッチの研修を受けたアーティストたちが、一度人間の俳優さんで実写したものを油絵として描き、それをつないでアニメーションにするというもの。全部で6万枚以上の油絵を使っているそうな。
登場人物も、ゴッホが実際に肖像画を描いた人が出てきているので、まさにゴッホの絵がそのまま動いているという不思議な世界だ。

sc0000.jpg 

↑がパンフレットをスキャンしたもの。一番左が俳優さんの写真、真ん中がゴッホが実際に描いた絵、そして一番右が映画で使われたもの。俳優さんの顔そのままなんだけど、ゴッホ風でしょ?

物語は、生前ゴッホと親しかった郵便配達人の息子が、ゴッホが死ぬ前に残した手紙を弟のテオに届けに行くという設定。ゴッホが息を引き取った宿屋の娘、主治医のガシェ、ガシェの娘、ガシェ家の家政婦、パリのタンギー爺さんなどなど、訪ね歩く先々で食い違う証言に翻弄されながら、ゴッホの死の謎に迫るミステリー仕立てとなっている。

昨年、オランダでゴッホ美術館やアムステルダム美術館に行ったし、上野でも「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」を見たし、一昨年も「ゴッホとゴーギャン展」を見たりしたので、ゴッホの生涯についてはだいたいのことは知っていた。それがゴッホの絵で再現されたドラマというのは、なかなかに面白かった。

出てきたエピソードの中で、ゴッホの死以前にすでに弟のテオが病に冒されていたという話が出てきた。生前まったく日の目を見なかった兄を経済的にも精神的にも支えたことで有名なテオは、ゴッホの死の翌年に若くして死んでしまったのはなぜだろう?と不思議に思っていたので、なるほど、ただでさえ病気のところに、兄の死のショックで生きる気力がなくなっちゃったのかなと納得したり。

映画.comの口コミをみると、絵は良いけどストーリーはいまいち、、みたいな声が多いけど、私は十分面白かった。ゴッホ好きな人にはおすすめ!





2018.02.05 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画など



劇場版「はいからさんが通る」

今日こんなまとめ記事を読んで思い出した。


『はいからさんが通る』新装版の巻末「読者の皆様へ」に差別的表現に対する作者と出版社の気概を感じる「作品はその時代の鏡」

今、この往年の名作漫画「はいからさんが通る」の劇場版アニメを上映していて、それを先月の末にひとりで観に行ったのだった。

あれは確か、父が救急搬送されて病院に駆けつけた帰りだったので、その後怒濤の施設探しに翻弄されて、ブログには書きそびれていたのだった。

私が中学生時代この漫画のファンで、数ヶ月前に東武百貨店でやっていた原画展に行ってきた話、ここに書いたつもりだったけど、過去ログで見つからない。これも書きそびれていたかな?

「はいからさんが通る」は、私が「少女フレンド」で読んでいた時代の後、舞台になったりアニメになったりしていたようだけど、それは見たことがない。今回の「劇場版アニメ」は、キャラクタの絵柄がかなり現代風に変えられているものの、原作のファンにも好評という噂を聞きつけて、観に行ってみた。

公式サイトを見てもらうと分かる通り、確かにちょっとイメージが違う。特にヒロインの紅緒の顔がずいぶん違う。

でも、実際に映画を観てみると、原作の世界観はそのままで違和感はなくて、うん十年ぶりにいろいろ思い出して懐かしかった!

地元ではやってないので、父の病院帰りに池袋で見たんだけど、ほぼ満員。同年代のオバサマばかりかと思いきや、意外に若い人も多い。アニメ版や舞台版のファンなのかな。私のまわりは原作ファンらしきおばさまたちだったけど、あちこちで「面白かった~!」って言いながら出ていってた。

冒頭でリンクしたまとめ記事にあった注意書きは、確か映画のエンドロールにも出てきたような気がする。「作品の背景となっている大正時代にああったはずの差別をなかったことにするのは間違っている」という解釈は、私も正しいと思う。差別する側の人にしたら、また違う感情があるかもしれないけれど。

で、私が見た「劇場版アニメ」は、今回のが前編で、後日後編も公開されるらしい。なにげに楽しみ~。




2017.12.10 | | コメント(2) | トラックバック(0) | 映画など



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