映画『ゴッホ 最期の手紙』

昨日、久しぶりに地元のシネコンに行ってきた。観てきたのは『ゴッホ最期の手紙』という映画。


ゴッホの生涯を描いた映画はいくつかあるけれど、昨年日本で公開されたこの作品は、全編を「ゴッホ風アニメーション」で描いていることでも話題になった。

百聞は一見にしかず。公式サイトを見てもらうと、どんな感じか分かるかな。

ゴッホ風タッチの研修を受けたアーティストたちが、一度人間の俳優さんで実写したものを油絵として描き、それをつないでアニメーションにするというもの。全部で6万枚以上の油絵を使っているそうな。
登場人物も、ゴッホが実際に肖像画を描いた人が出てきているので、まさにゴッホの絵がそのまま動いているという不思議な世界だ。

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↑がパンフレットをスキャンしたもの。一番左が俳優さんの写真、真ん中がゴッホが実際に描いた絵、そして一番右が映画で使われたもの。俳優さんの顔そのままなんだけど、ゴッホ風でしょ?

物語は、生前ゴッホと親しかった郵便配達人の息子が、ゴッホが死ぬ前に残した手紙を弟のテオに届けに行くという設定。ゴッホが息を引き取った宿屋の娘、主治医のガシェ、ガシェの娘、ガシェ家の家政婦、パリのタンギー爺さんなどなど、訪ね歩く先々で食い違う証言に翻弄されながら、ゴッホの死の謎に迫るミステリー仕立てとなっている。

昨年、オランダでゴッホ美術館やアムステルダム美術館に行ったし、上野でも「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」を見たし、一昨年も「ゴッホとゴーギャン展」を見たりしたので、ゴッホの生涯についてはだいたいのことは知っていた。それがゴッホの絵で再現されたドラマというのは、なかなかに面白かった。

出てきたエピソードの中で、ゴッホの死以前にすでに弟のテオが病に冒されていたという話が出てきた。生前まったく日の目を見なかった兄を経済的にも精神的にも支えたことで有名なテオは、ゴッホの死の翌年に若くして死んでしまったのはなぜだろう?と不思議に思っていたので、なるほど、ただでさえ病気のところに、兄の死のショックで生きる気力がなくなっちゃったのかなと納得したり。

映画.comの口コミをみると、絵は良いけどストーリーはいまいち、、みたいな声が多いけど、私は十分面白かった。ゴッホ好きな人にはおすすめ!





2018.02.05 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画など



劇場版「はいからさんが通る」

今日こんなまとめ記事を読んで思い出した。


『はいからさんが通る』新装版の巻末「読者の皆様へ」に差別的表現に対する作者と出版社の気概を感じる「作品はその時代の鏡」

今、この往年の名作漫画「はいからさんが通る」の劇場版アニメを上映していて、それを先月の末にひとりで観に行ったのだった。

あれは確か、父が救急搬送されて病院に駆けつけた帰りだったので、その後怒濤の施設探しに翻弄されて、ブログには書きそびれていたのだった。

私が中学生時代この漫画のファンで、数ヶ月前に東武百貨店でやっていた原画展に行ってきた話、ここに書いたつもりだったけど、過去ログで見つからない。これも書きそびれていたかな?

「はいからさんが通る」は、私が「少女フレンド」で読んでいた時代の後、舞台になったりアニメになったりしていたようだけど、それは見たことがない。今回の「劇場版アニメ」は、キャラクタの絵柄がかなり現代風に変えられているものの、原作のファンにも好評という噂を聞きつけて、観に行ってみた。

公式サイトを見てもらうと分かる通り、確かにちょっとイメージが違う。特にヒロインの紅緒の顔がずいぶん違う。

でも、実際に映画を観てみると、原作の世界観はそのままで違和感はなくて、うん十年ぶりにいろいろ思い出して懐かしかった!

地元ではやってないので、父の病院帰りに池袋で見たんだけど、ほぼ満員。同年代のオバサマばかりかと思いきや、意外に若い人も多い。アニメ版や舞台版のファンなのかな。私のまわりは原作ファンらしきおばさまたちだったけど、あちこちで「面白かった~!」って言いながら出ていってた。

冒頭でリンクしたまとめ記事にあった注意書きは、確か映画のエンドロールにも出てきたような気がする。「作品の背景となっている大正時代にああったはずの差別をなかったことにするのは間違っている」という解釈は、私も正しいと思う。差別する側の人にしたら、また違う感情があるかもしれないけれど。

で、私が見た「劇場版アニメ」は、今回のが前編で、後日後編も公開されるらしい。なにげに楽しみ~。




2017.12.10 | | コメント(2) | トラックバック(0) | 映画など



映画「ザ・サークル」を観てきた

久しぶりに映画館へ行ってきた。主演がエマ・ワトソンとトム・ハンクス、テーマはSNSというので、これは観ておかなくちゃ!と思ったんだけど。


エマ・ワトソン演じるメイは、友人が勤めるサークル社に転職が決まる。同社はSNSを手がける巨大なグローバル企業という設定で、さしずめGoogleとFacebookを合わせたような感じ?

トム・ハンクスはその会社の創始者でありカリスマ経営者。舞台上を右左に歩きながらプレゼンする姿はまるでスティーブ・ジョブス。

すべての個人情報を透明化してクラウドに保存しようという同社の方針に、最初は「やりすぎでは」と懐疑的だったメイも、ある出来事を契機に自らもその広告塔となり、24時間すべての生活をオープンにする。

さらに、SNSで拡散すれば世界中のどんな人もすぐに見つけ出すことができるというサーチ機能も推進。でもそれによってある悲劇が起こり……。

要するに、SNSに過熱しすぎた「何でもシェア」な社会の行く末に警笛を鳴らすっていうことなのかもしれないけど、ネット上でも多くの人が言っているように、悲劇が起きた後の展開が物足りないうちに終了。え、コレで終わり? ここから先が見たかったのにって感じ。

夫曰く「最初から続編を作るつもりなんじゃないの」と。それならまだ分かるけど、まさに序章って感じなのだ。でも、すぐに続編を作るという話は聞かないし、そもそも原作もあるみたいだから、これで完結ってことなのね。

トム・ハンクスは、悪役ってほどじゃないけど、いつものイメージと違う感じ。もっと後半は「活躍」するのかと思えば、そうでもなく。

ところで、この映画の設定で思いだしたのは、「ザ・インターネット」っていう昔の映画。

1996年公開っていうから、今からもう20年以上前になるのか。。インターネットが普及し始めた当初の頃で、すべての個人情報がオンラインで管理されるという「未来社会」を描いたサスペンス。確か、その情報が操作されて、自分が自分であるということの証明ができなくなって……みたいな話だったと思うけど、映画としてはこっちの方が良く出来てたと思う。

ちなみに、昨日の映画、電車で2駅のところを運動がてら1時間かけて歩いていったせいで、序盤はちょっぴり船こいでた(笑)。物語の筋には直接関係ないところだから、そのせいで映画の面白さが分からなかった、、なんてことは、ないはずだけど(笑)。




2017.11.17 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画など



映画『最高の人生の見つけ方』


BSでで録画してあった映画を見た。

2007年の公開だから10年前か。ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマン、二人のおじさまが主演。

離婚歴4回の大金持ちエドワードと、家族のために夢をあきらめて地道に働いてきたカーター。病院で同室になり、同じく余命半年と宣告された縁で意気投合した二人は、「人生でやっておきたいことリスト」を実行するために旅に出る。

スカイダイビングをする、荘厳な景色を見る、タトゥーをする、世界一の美女とキスをする……エトセトラ。

死を前にした旅ではあるけれど、しめっぽくなることなく笑い飛ばしていく二人の旅路。エジプト、エベレスト、香港、アフリカ、パリ……とさながら世界一周のシーンは観ているだけで爽快だ。

お気楽に楽しみながらも、最後はお互いの人生でやり残したものにもちゃんとケリをつけて、ある意味のハッピーエンド。

重くなりがちなテーマだけど、あくまで明るく。しんみりはさせるけど、それほど何かを強く訴えるというわけでもなく。展開はありがちだけど、二人の名優がそれぞれいい味を出していて、印象に残る。

1時間半でさらっと見られた割には、なかなかいい映画だったと思う。

2017.09.15 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画など



ラ・ラ・ランド

ちょっと出遅れた感があるけれど、映画「ラ・ラ・ランド」を見てきた。


偶然の出会いからやがて恋に落ち、危機が訪れ、仲直り、そして……と、起承転結がハッキリした、分かりやすいお話。夢と愛、どちらを選ぶのか。結末は切ないけど、ハッピーエンドなのよね? 

100%メデタシ、メデタシで終わっちゃってたらつまらなかったかもしれないから、仕方ないのかな。お互い納得してるみたいだし、映像的にはハッピーなシーンも見られるわけだし。そして、もちろん映画的にはああいう終わり方だからこそ、ほろりとするし、余韻も残るし。

主役のライアン・ゴズリングってどこかで見たよなぁと思って調べてみたら、「きみに読む物語」に出てたのね。映画としてはこっちの方が好きかなぁ。好みの問題だと思うけど。


でもこの映画の中でのピアノを弾くシーンは、3カ月特訓して全部自分で演奏したらしい、すご~い。

2017.04.14 | | コメント(4) | トラックバック(0) | 映画など



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