自然エネルギー100%の島

今日NHKで8時からやっていた「地球イチバン」という番組を観た。

「地球でイチバン××な地」を紹介するというこの番組を観たのは初めてだったけど、今回のテーマは「自然エネルギーイチバンの島」。

取り上げていたのはデンマークのロラン島という島。人口6万5千人、大きさは沖縄本島ぐらいだそうだ。

以前は電力の90%を輸入に頼っていたというデンマークは、オイルショックを契機にエネルギー自給の道を探る。当初は原発の建設が予定されていたこの島では、さまざまな勉強会を経て、「原発NO」の決断を下す。

(そのあたりについては、こちらのサイトに解説があります)

以後、自然エネルギー発電を主要産業に据え、この島では、今では電力のすべてを自然エネルギーで発電しているそうだ。その9割が風力発電(残りの1割はバイオマス)で、600基の風車が稼働しているという。その発電量は島全体で必要な電力の5倍もあり、首都へも送電しているとか。

この島だけでなく、デンマークという国自体、今現在原発は0で、風力発電企業は世界シェアの15%以上を占め、世界65か国で、デンマーク製の風車が使われているそうだ。番組では、その風車を開発するときの話もやっていたけど、小さな会社の技術を寄せ集めた「ハーモニー作戦」とやらでスタートしたにしては、その成功っぷりったらすごすぎる。

確かにコストは高く、電気代は日本の1.5倍ぐらいかかるらしい。電気代のコストがあがると経済効率が下がるなんて言われてるけど、それでもこの国の一人当たりのGDPは世界で6位(日本は16位)。うーむ。

この国では、2050年までに化石燃料ゼロ、つまり100%自然エネルギー発電の国家を目指すという政策を掲げているという。今、こんなことになってしまった日本から見ると、この国と日本の違いはどこにあったんだろう……、って見てる人の多くが感じたんじゃないだろうか。

もちろん、環境的な違いはあるだろうし、こうした思い切ったことができるのは、ヨーロッパならではの考え方に根ざしている部分も多いだろうけど、脱原発なんて非現実的、自然エネルギーなんて無理と決めつけるのは、やはりいかがなものかと思ってしまう。

今回の番組では、実際はいろいろとあるであろうマイナス面については一切触れられておらず、純粋なユートピアのように描かれている部分は差し引いて考えたほうがいいとは思うけれど、学ぶべきものはいろいろあるんじゃないかと考えさせられる番組だったと思う。

番組サイトにも少し情報があるので、関心のある人はどうぞ。
NHK 地球イチバン 自然エネルギーイチバンの島





2011.11.10 | | コメント(2) | トラックバック(0) | テレビ番組



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