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おじいちゃん日記1210

旅行に行っていたり、群馬に行ったりしたので、少し間があいて12日ぶり?でも、そこはいつもと同じ風景、世界。父との意味の通じてない会話も、ある意味日常に帰ってきた感じ。この空気感に、もはや癒やし的効果すら感じてしまうという(笑)。


今日は珍しく自室でお昼寝中だった父。部屋をのぞいて、あまりよく寝てるようならそのまま帰っちゃおうかなとも思ったけど、軽く声をかけたらすぐ目を開けた。っていうか、寝るといっても、靴をはいたまま、ベッドの布団の上に倒れ込んで眠っていた。そのままじゃ風邪引いちゃうよ~。お部屋はエアコンがガンガン効いてて暑いぐらいだったけど。

寝起きだったこともあり、いつにもましてトンチンカン。部屋に貼ってもらった長女の写真(先日誕生日祝に来たときに撮った2ショット)を指さして、「●●だよ」と言ってもキョトンとしてる。

でも、しばらく話してるうちに思い出したらしい。「いくつになった?」と聞くので「30」と答えると、「もうそんなになるのかぁ」という会話を10往復ぐらい。

でも、何度も聞くというのは、その話題に関心があるということ。たいていの話は「そうそう」とか適当に相槌を打っても右から左に流れていってしまう。「その話をした」という記憶のカケラが頭に残っているから何度も聞くのだ。と、今となっては、これすらも良い兆候。

今まさに認知症が出始めたらしい義父が、「何度も同じことを言う」とまわりは困惑している様子も、「経験者」からすると、「ああ、そんなときもあったなぁ」と遠い目だ。

最近、義母が義父のことを愚痴ってばかりいたというのも、おかしな兆候を察していたからかもしれない。これまた亡母が父のことを愚痴っていたのを懐かしく思い出す。認知症の症状って、身近な人ほど腹がたつものなのよね。配偶者はその最たるものなんだと思う。ワンクッションおいて実の娘、息子。ヘルパーさんとかケアマネさんみたいな他人は、慣れてるせいもあるけど、粛々と対応するのみだ。

部屋に運んできてくれたおやつの牛乳かんみたいなやつを、お腹が空いていたのか、最初はひとりで「おいしい、おいしい」と食べていたけど、途中で「おいしいから残りはあんたにあげる」と分けてくれた(笑)。おいしいものは誰かといっしょに食べるほうがおいいしいよね、と思ったので、ありがたくいただいてきた。

そんな感じで今日の父は、「外がどんより曇っていること」と「長女の年齢」がツボ。最後は写真をしげしげと眺めて「この子はなぁ、いい子なんだ」と言ってた(笑)。いい思い出になってるなら、よかった、良かった。

2018.12.10 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 介護



義母の入院

旅行の洗濯物もそこそこに、昨日は夫の実家がある群馬に日帰りで行ってきた。入院している義母のお見舞いだ。


一報が入ったのは、帰国前日の夜。夫宛に届いた義妹からのLINEによると、義母が脳内出血で入院したというのだ。その日、たまたま遊びにきていた甥っ子が「おばあちゃんの様子がおかしい」と気づいたらしい。連絡を受けた義妹の指示でそのまま甥っ子が病院に搬送して入院となった。

義母はこれまでに脳梗塞を2回、心筋梗塞を1回やっている。今回も「ろれつがまわらない」「体の片方がダランとしてバランスがおかしい」「話しながら寝てしまう」などの症状が出ていたので、また?と心配したけれど、結果的には脳梗塞ではなかったようだ。

本人は覚えがないというものの、頭をどこかにぶつけたりしたのではないかと。間接的に聞いた話なのでよくわからないけれど、脳梗塞とは直接関係がないのかな。

いずれにしろ、緊急入院して、すぐに溜まった血液を抜く処置を受けた母。昨日会ったときには、至って元気で、普段とまったく変わらなく会話もできていた。「この人は心臓のなんたらで、あっちの人は脳がどうとかで」とか、同室の入院患者の「事情聴取」(→義妹の夫談)も済ませていた(笑)。

小1時間ほどそんなおしゃべりを聞いてから、車で15分ぐらいの実家へ。母が倒れてから何かと世話をしてくれている義妹とその旦那、そして義父といっしょに、スーパーで買ったお寿司などを食べて、夜帰ってきた。

義母は1週間ぐらいで退院できそうな見込みだという。今の段階では特に後遺症などの心配もなく元の生活に戻れるのではという感じ。

ただ、心配なのは義父のこと。

実は義母が倒れる前、先月の末に義父に動脈瘤がみつかり、来週12月14日に手術をすることになっているのだ。全身麻酔の手術な上、1ヶ月程度の入院が必要とのこと。91歳という高齢ゆえに、そのまま寝たきりになってしまうのでは……、認知症が出てくるのでは……などの心配があり、医者からは「手術するかどうかはそちらで判断してください」と言われていた。

今現在、特に症状があるわけではないけれど、いつ破裂するかわからない爆弾を抱えているようなもの。破裂してしまったら、助かる可能性は低い。どうしたものか、、、と悩んでいたのだけれど、本人が「手術を受けたい」とキッパリ言うので、受けることになった。

その入院を1週間先に控えた矢先での、まさかの義母の入院。義母が入院してからは、義妹や義弟などがかわりばんこで付き添ってくれているのだけれど、義父の様子が少しおかしいという。同じことを何度も聞く、通帳をしまった場所がわからない……。

話を聞いていると、実父の初期症状によく似ている。おそらく認知症が始まってる感じだ。自体の急変で混乱していることが原因だとは思うので、このまま義母が退院してすぐ元の生活に戻れれば落ち着くかもしれないけれど、おそらく義母の退院と入れ違いで今度は自分の入院生活が始まる。となると、症状はもっと悪化してしまうのでは、、、、と、みんなで心配しているところ。

実父のときと違って、今回は義妹が中心になっていろいろやってくれているので、お手伝いレベルなのだけれど、先行きの見えない年末年始になりそう。。

2018.12.09 | | コメント(2) | トラックバック(0) | 介護



おじいちゃん日記1128

今日の父は取り立てて書くほどのことはないんだけど。おもしろポイントは、壁に貼ってある自分の写真を見て「あれは田舎の親父だ」と言ったぐらい。


今日はちょうどお昼時に、自分用のパンとジュース持参で行った。父には豆大福、他の方々にくばる必要があればと小分けできるお菓子を持参したのは、この前と同じ。

到着すると、ちょうどお昼ご飯が終わりかけていた頃。父は食べ終わって歯磨きをしているところだったけど、3人ぐらいはまだお食事中。ならばお菓子を出さなくてもいいかと、ムシャムシャパンを食べていると、正面に座っていた元セレブらしいU山さんがじーっと私を見て、何か盛んに話しかけてくる。よくわからないので適当に返答していたら、どうやら私のパンを「ひとくちちょうだい」と言ってるらしい(笑)。食べて危険なものでもないからよかろうと、ほんのひとクチちぎってお茶碗に入れてあげると(自分もまだ食事)、うれしそうに食べてた(笑)。

その後も、あーだこーだおしゃべりしながら食事は続く。スタッフは食事介助の必要な人に食べさせたりしてるので、U山さんはひとりで放って置かれている状態。たぶん気を引こうとするのか、ときどきぎゃーと叫ぶ。

そのうち、スタッフの一人がそばに付き添ってあげると、今度はデザートのみかんを次々に口に入れてしまう。薄皮は飲み込まないで口に溜め込んでいるものだから、そのうち喉につまるんじゃないかとヒヤヒヤする。スタッフが「出してください」と言っても、ガンとして聞かない。

そのうち、もうお風呂の時間も近いし、薬も飲ませなくてはいけないし、何より窒息でもしたら大変なので、スタッフが手袋をはめた手で口の中から強制的にかき出すという強硬手段に出た。もちろん、ちゃんと声掛けして「ごめんなさいね」と言っているけど、本人大パニックで大騒ぎ。「誰か~、助けてください!」「それなら殺せばいいじゃない!」と穏やかじゃない。

それを聞いて父もイライラ。「この、クソババア!」とか応戦してるし(苦笑)。不穏な空気ではあったけど、ちょうど入浴の時間がもうすぐだし、私は途中で帰ってきちゃった。

たぶん、U山さんはとにかく自分に注意をひきつけたくてやってるんだろうなぁ。そばで誰かが声掛けしてあげると、かえって困らせるようなことをするのよね。かといって、ほっておいてもギャーギャー騒ぐ。スタッフも、もちろんそこのところはわかってるんだろうけど、大変よねぇ。

今日のU山さん、父には私が来てることも妬ましかったのかもしれない。何か言って私が笑っていると「楽しそうねぇ」「何笑ってらっしゃるの」「仲がよろしくていいわねぇ」などという。彼女にも割と頻繁に娘さんが来ているようではあるけれど。

最近、足繁く通っていると、それぞれの人の個性も見えてくる。最初の頃はみんないねむりばかりしていて、何もわかんない人と思っていたけど、意外にちゃんといろいろわかってるときもあるし、じっと聞いてると、それなりに意味のあることを言っていたりもする。どんなになっても、その人の人生の続きなんだよなぁというか。

そんな感じで、今日の父は私にあまり関心がなく(笑)、会話もほとんどなくて。「そろそろ帰るね」と腰を上げたときも、「もう帰るの」じゃなくて、「おお、そうか」と言う感じであっさり。寂しそうにされるのも後ろ髪惹かれるけど、あんまりあっさりしてるのも、「今日は行かなくてよかったか」とか思っちゃったりね(笑)。ま、こんな日もあるかということで。

2018.11.28 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 介護



おじいちゃん日記1122<お誕生日編>

今日は都内で取材。移動中に道を歩いていると携帯が鳴った。ん?見慣れない番号だなぁと思いつつも出てみると、父の施設のフロア責任者であるFさんだった。


「すいませーん、個人の携帯からかけちゃいました」と始まったその電話。今日は父の誕生日なんだけど、そのお祝いの会を、今年から夕食時に家族も呼ぶことになっていたのに、「私ったら、連絡するのをすっかり忘れてたんです~」という内容だった。

17時スタートの予定という。「いきなり今日なんて、もう何かご予定入ってますよねぇ」。取材が終わるのは16時の予定。時間通りに終わって急いでいっても17時は無理だ。「早くても17時半かなぁ」というと、「じゃあお待ちしてます」ということで、なんとか時間どおりに終わらせて、急いで施設へ寄ってきた。

実際に着いたのは17時半少し過ぎ。1階の玄関を入ると、ロビーで集まって作業をしていた(クリスマス会の準備らしい)スタッフの一人が私を見つけて、「もう始まってるみたいですけど、どうぞ~」と案内してくれた。

父のフロアに行くと。あら、こんな格好でご満悦。

IMG_9805_LI (2) 

お誕生会と言っても、この小さな花束をもらって、手作りのロールケーキを一切れずつ食べるだけ(笑)。
IMG_9815.jpg 

みんなでハッピバースデーの歌も歌ってくれた。同じユニットの利用者も全員集まっていて、私が到着する前に、一言ずつ「おめでとう」のコメントもあったらしい。

「せっかくなのでご本人からも、皆さんにご挨拶を」と促されて、ハラハラして見守っていると、父ったら、なんかもっともらしいことをちゃんと言って立派に挨拶していた。胸熱。

こんなふうに誕生日祝いなんてやったことないし、なんだか照れくさそうだったけど、ニコニコしてまんざらでもなさそう。もちろん、まわりの利用者はほとんど分かってないし、ひとりのおばあさんは、ゴキゲン斜めでブツブツ怒ってるので、数メートル離れたところに隔離されてたり。

仕事帰りでドタバタだったけど、おかげでこうやって記念写真も撮れたし(私との2ショットも、みんなとの集合写真も)、父のスピーチ映像も録画できたし! お年寄り全員をカメラ目線に集めるのはかなりハードルが高くて大騒ぎだったけれど(笑)。

画像とビデオはさっそくLineでむすめ達にも共有。みんな「すごい、すごい」「とても90歳には見えない」とびっくりぽん。

去年の今頃は、徘徊が始まって病院やら警察やらのお世話になって大騒ぎしていたと思うと、本当に夢のよう。天国の母もほっとしてるかな、、いや、「ひとりだけ、いい思いをして」って怒ってるかな(笑)。


2018.11.22 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 介護



おじいちゃん日記1118

今週11月22日は、父の90回目の誕生日。誕生日なんてもう何回あるかわからないし、来年の今頃はどんな状態になっているかもわからない。とりあえず今なら、「おめでとう」といえば「ありがとう」とうれしそうな顔は見られる。ならばと、娘たちを呼んで、いっしょにお祝いに行くことにした。


あいにく、次女と夫は風邪気味のため欠席。万が一お年寄りたちにうつっちゃったら命取りだからね(^^;)。

長女と駅で待ち合わせ、ケーキとお花を買って施設へ。最初長女の顔を見て、知らない人みたいに会釈していた父だったけど、「○○ちゃんだよ!」「おじいちゃん、久しぶり!」って紹介?すると、「おお、大きくなったなぁ」。どうやら、認識したようだ。

その直後に「で、子供たちはどうしてる?」と聞いたり、私お皿やフォークを借りにキッチンへ行っている間に、長女に「で、お母さんは今日はどうしてるんだ?」と聞いたり、「30歳になった」と言った数分後に、「そうか、もう3歳か」と言うなどのおもしろポイントははあったけれど(笑)。

その後も「仕事はどうなの?」「今はどこに住んでるんだ?」などと、フツーな問いかけをしていたので、基本的なことはわかっていた感じ。

「お誕生日だからケーキとお花買ってきたよ!」って内容は理解してなかったと思うけど、「みんなが来てくれるのはうれしいなぁ」と、とてもゴキゲン。「若々しい(みずみずしいだったかな?)のがいるのはいいねぇ」って、ちょっと失礼じゃない?!(爆)。

以前、次女が行ったときも、他のおばあさんが次女をじっと見つめて「きれい」と発言していたけど、今日もまた別のおばあさんが長女をしげしげと見て同じような反応。こんな状態のお年寄りでも、「若い女の子」ってのは眩しいのねぇ(珍しいし)。

私と長女がベラベラ二人でしゃべっている全然関係ない内容に、盛んに「そう、そう」とうなづいている父。「分かんないけど、会話してる」感は味わってもらえたようで、たぶん、良かったんだろうな。

この日は、盛んに部屋に飾ってある賞状(10年前に叙勲を受けたときの)を話題にする父。(受賞したときの日記はこちら
IMG_9694.jpg 

この賞状が入っている立派な額は、受賞時に「買わされた」もので、ついでの個人の写真撮影とか、オプションで用意されるモロモロに、ものすごくお金がかかり、「ぼったくり」だと言って母が怒っていたとか、授賞式は夫婦で招待されるのに「着ていくものがないし、面倒くさい」という理由で母は行かず父が一人で行ったこと、それをあとから聞いた次女が「それなら私がいっしょに行きたかった!」と言ってたっけ、、なんて、懐かしい思い出話に花が咲く。(もちろん、父もわからないくせに「そう、そう」と頷いている)

ついでに、暇なので長女と二人でググって、「瑞宝小綬章」は「ずいほうしょうじゅしょう」と読むこと、「璽をおさせる」の「璽」とは「じ」と読み、天皇の印章を指す言葉だということが分かった。隣に押してある印(「大日本国璽」と書いてあるらしい)が、それなのね。

写真が切れてる右側は確か「日本国天皇は○○○(父の名前、敬称なし)に」と書いてあった。「おさせる」というのは、「押させる」ってことかしらん、なんで漢字使わないのかな。

yahoo知恵袋によると、「天皇(私)が侍従などに(国璽を)押させる」という解釈らしい。でも、一人称で書いてるなら、この左には当時の内閣総理大臣(麻生さん)と局長の署名があるのは変という意見も。ついでに、もっと上位の勲章をもらう場合には、この国璽だけでなく、天皇の署名まで入るんだそうだ。それはレアね~。

と、受賞後10年も経って、今頃いろいろお勉強になった一日。娘を連れて行ったことで想像以上に喜んでもらえた私も満足(どうせもう忘れてるだろうけど)。また来年もお祝いできるといいね。


2018.11.19 | | コメント(2) | トラックバック(0) | 介護



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