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一難去ってまた一難

母の検査の結果は悪くなかったし、薬も効いてるみたいだし、父のボケもちょっと調子がよさそうだし、これでGWのイタリア行きも安泰かな!とほっと一安心していたのもつかの間。

母から電話があり、薬をもらいに行ったはずの父が手ぶらで帰ってきたと。。本人に聞いたら、確かにもらってきたと思うけど、あれ?どこ行っちゃったんだ?と言うので、今もう一度本人が薬局に見に行ったところだと。

あららー、また置いてきちゃった?(ちょっと前に、コンビニのカウンタにカギを置いてきた前歴あり)。でも、あの薬局すごく小さくてお客さんもいないから、置き忘れたら間違いなく追いかけてきてくれそうなものだけど。。

自分が具合悪くて寝てるのに、また問題起こしてくれて!と怒り心頭の母をなだめ、一度電話を切り、薬局の番号を調べて電話で聞いてみた。

すると、確かに来て確かに持って帰ったという。とりあえずお店の近所を探してみて、もし見つかったら電話しますというので、私の携帯番号を教えておいた。

さて困った。おそらく途中にどこかに寄ることはしないだろう。でも、道に落とすほど小さなものじゃないし。近くにいれば、私が道々見に行くところだけどそんなわけにもいかないし。母ももちろん、それどころじゃない。

医者に相談して処方箋を再発行してもらうしかないかしら。だとしたら、やっぱり私が行って説明しないとダメよねぇと途方にくれていると、薬局から電話。

「今ご本人が見えまして。もらってないとおっしゃるので、いえ、間違いなく渡したんですけどね(もちろん、分かってます。。)、今日のところは、もう一度渡しておきましたので」と。「この分は差し上げますので、もし見つかったら破棄しておいてください」って、お金はいいってことらしい。

先方は認知症だということが分かっているので、もらってないと言い張る相手を納得させるには仕方ないと思ったんだろう。申し訳なさすぎ。迷惑かけて本当にごめんなさいだわ。

2月に一度私も行ったときにその薬剤師さんとも話をしているし、「次からはひとりで来るので宜しくお願いします」ってお願いしておいた効果もあったのかな。

もちろん、もらいっぱなしでは悪いので、そのうちお金を払いがてら謝りにいかなくちゃ。

その後父と電話で話した感じでは、自分のミスだとは自覚がないみたい。なんか訳の分からない理屈をこねているところをみると、認めたくないだけかも。責めても仕方がないので、「まあ、とりあえずもらえてよかったね」と電話を切った。母にも、腹立つ気持ちは分かるけど、本人もショックかもしれないから、これ以上追い打ちかけないようにと伝えておいた。でも、どうしたことやら。

この分じゃ、次からは父の通院も私が行かなくちゃダメかもね~。

「姉さん、事件です!」って、姉にも知らせておかなくちゃー。



父と母の近況

木曜日、夫に車を出してもらって実家に行ってきた。

口が痛くて、食べる気力も作る気力もなく元気のない母になんとか食べさせてあげようと。前日のうちに、ふろふき大根とか卯の花とか、かぼちゃのポタージュなどを作って持参。途中スーパーに寄って、カップラーメン(母がいないときの父のお昼)、レトルトのお粥、フリーズドライの雑炊、プリン、コーヒーゼリー、卵豆腐など、「固くない」「しょっぱくない」「すっぱくない」ものをいろいろ買い込む。ついでに、少しでも気分が明るくなるように、お花も買って。

到着してみると、母は寝室で寝ていた。朝から寒気がしてだるいのだという。熱はないらしいけど、先週2日も検査に出かけたので疲れが出たのかもしれない。

作って持っていったものに加えて、エビ団子(エビとはんぺんをすりつぶして丸めて焼く)も作ってあげたら、「あら、これはおいしいわ」って言ってもらえた。おやつように作ったさつまいもの茶巾絞りやかぼちゃのポタージュは反応薄かったけど。もしかして、お芋っぽいのは好きじゃないのかな。

でも、作ったものはほとんど完食。「こうやって人に作ってもらえば、食べられるのねぇ」と言うのを聞いてると可哀想になるけど、さすがにそう頻繁には行ってあげられないしね。なんせ片道2時間半ですから。。。

口の方は「歯が生えてきたみたい」とかワケ分からないこと言ってる。まさかそんなはずはなかろうけど、その部分がチクチク痛いという。膿も大分出てるのか、母の寝室には結構強烈な匂いが充満してた。

母の方はそんな感じで、着実に時計の針が進んでいる感じなのだけれど、一方の父の方は、なんだかずいぶん普通だった。顔を見た途端に「足は良くなったか?」って、覚えてるだけでもスゴイ。会話も、ちょっと前に比べると随分かみ合う部分が多い。機嫌も良くて、一生懸命話題を探しては、話しかけようとしてくる。テレビでお相撲やニュースを見ていても、いっしょになって話してる。「怪我してどのぐら経つんだ?」っていう質問も3回ぐらいしかされなかった(笑)。知らない人がみたら、認知症とは思えない感じだから、介護保険の訪問調査のときにこんなんだったら、要介護認定はされなかったかも?

母も言ってるけど、どうやら薬を飲み出してから、いくらか状態が良くなったっぽい。専門医に診てもらったわけでも、詳しい検査をしたわけでもなく、「とりあえず認知症といえばこれ」みたいな薬を出されて「あくまで進行を送らせるだけ」と言われていたので、まったく期待してなかった割には、意外に効果があるみたいで、こちらはうれしい誤算。本人も、自分から積極的にその薬を飲んでいるというから、自覚症状としても何か違うのかもしれない。

一夜明けて今日は、横浜にきれいな菜の花畑があると聞いて、連れて行ってもらった。
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黄色って、なんか元気が出る色だよね!



覚悟への模索

今週2回あった検査は姉にお願いしたおかげで、母とは3/7の通院付き添い以来会ってない。2、3日に一度ぐらいの感覚で、電話では話をしているんだけど、話を聞いてる限り、どうも様子はよくないっぽい。一度は緩和ケアの先生たちに励まされて元気を取り戻したかに見えた母だけど、やはり痛みは日々強くなっていると言う。

緩和ケアの先生には「痛かったらいつでも来て」とは言われているものの、その先生は月曜日しか診察をしていない。今週の月曜に検査の後に寄ってみれば?と言っていたけれど、疲れてしまってやめたらしい。会社を抜け出してきている姉をそこまで付き合わせられないし、ひとりで行くガッツもないしということの様子。来週の月曜は祝日だし、となると結局次の月曜は予約が入ってる27日だ。

そこまで我慢すると腹をくくったらしいけど、電話で話す度に、自称「どんどん悪くなっている」と訴える。痛みは本人しか分からないし、精神的なものも影響すると思うのだけれど、今日の話だと、毎晩寝ている間に枕が汚れているという。「口の中の膿みたいのが流れ出してるみたい」とのこと。

前回の口腔外科の診療で「検査しておきましょうか」と医師から提案されたのも、そもそも一段階進んでいるという認識から来てるんだろう。今回撮ったMRIとCTの結果は、27日に聞くことになっている。「足治らなかったら無理してこなくていい」と母は言っているけれど、結果を聞くとなったら、やはり私が行かないわけにはいかないし。

母自身も、悪くなってる自覚があるだけに結果を聞くのが怖いみたいだ。「悪くなってますって言われたらどうすればいいのかしら」と不安そう。

どうすれば、、と言っても、どうにもしようがない以上、私もなんと言葉をかければいいんだろうか。

今までは、母が弱気なことを言う度に、できるだけ前向きに考えられるように、希望が持てるように、お尻を叩いてきた。だから、母も何か元気になれるようなことを言って欲しいと思っているのかもしれない。

ただ、自覚症状がなかった頃は「気の持ちよう」次第だったのに比べると、実際に症状が進んでる今となっては。。。がん判定を受けて「3日だけガン患者体験」のおかげで、強気でいられた私だけど、実際にガンの苦しみは味わったことがないわけで。まして、日々からだの衰えを感じて、死へ近づいてる実感なんて分からないから、かける言葉がみつからない。

そんなわけで、次の診察、付き添う私もとても気が重い。母を退室させて先生にいろいろ聞きたいところだけど、その内容をどう母に伝えるか。本当は、来週のうちに私ひとりで先に先生に会いに行って、母のいないところで話を聞いちゃおうかとも思ってたんだけど、足怪我した今となっては、それもままならず。

少なくとも、何を言われても動じないように覚悟しておかなくちゃ。ふー。

まあ、私よりもっと、本人の方が気が重いんだろうけどね。




介護保険の認定が下りた

数日前に母から電話があり、申請中だった介護保険の認定結果が届いたという。判定は、父が要介護1,母が要支援1。まあ予想通りかな。

タイミングを見計らったように、その翌日ぐらいに、以前相談にいった包括センターの人から電話があった。「認定結果出たみたいですね。それでどうなさいますか?」って。わざわざ電話してくれるなんて、親切。感謝しつつ、とりあえず今のところはまだ大丈夫そうなので様子を見ることにする。

今後、何かサービスを受けたいと思ったときは、直接事業所を探してケアマネさんを決めてもいいのだけれど、分からないようなら相談に乗ってくれるということで、とりあえずはまたこの方に相談してみようと思う。

今日は母の病院付き添い。母の話だと、父が今朝顔に青あざを作っていたという。どこかに転んだ?ぶつけた? 昨夜夕飯のときには気づかなかったというから、夜中なのか。家の中だったら何か音がしそうなものだけど、母は爆睡していて気づかなかったのか(ありがち)。もちろん本人に聞いても何も分からず。足や腰などが痛そうではなかったというから、単にどこかにぶつけたのかなぁ。

母の方は、先週電話で話したときは、薬が効いて楽になったみたいに言ってたくせに、一転「痛いのよ、全然ダメ」ときたもんだ。今日は緩和ケアの先生はいない日なので、放射線科の先生と口腔外科の先生に盛んに「痛いんです!」と訴える。

放射線科の先生には、いつも通り愚痴を聞いてもらい、励ましてもらう。「よほど痛いようなら、いずれまた放射線を当てるという手もあるし」という。そういえば母も先日そんなことを言っていたのだけれど、放射線治療については、「一度やったら二度目はありまえん」と口腔外科の先生に何度も言われている。

改めて真意を聞くと、どうやらもう一度やると骨がボロボロになってしまうからやらないというのが基本なのだけれど、要するに余命と鎮痛の緊急度を考えた場合、そういう選択肢もあるということらしい。「もし長生きしちゃったら困るから」とサラッと言ったのを母は聞き逃したようだけど、たぶんそういうことなんだと思う。先のこと考えずにとりあえず痛みを取るという意味なのかな。実際にそれをやるやらないは別として、痛みをなくすためにはまだいろいろ方法があるということを言いたかったようだ。

「で先生、これ治るの?」と今さらまた尋ねる母。治らないって何度も言って納得してるはずなのに、「奇跡的に消えちゃうこともあるんでしょ?」とか聞くところを見ると、本人はあきらめてないのかな。困った先生は、「医学的な根拠は分からないのに消えることもあるよ」と答えつつ、「でも今の時代は、治すんじゃなくて、うまく共存していくことを考えましょうよ」と。それも私からも何度も言ってるけど、本人には伝わらないんだろうなぁ。

口腔外科では、患部に貯まっていた食べかすなどを口の中を生理食塩水で洗い流してもらう。歯磨きが難しければ、せめてぬるま湯でブクブクうがいしてと言われる。初めて聞いたような顔で聞いている母。私何度も提案してるんだけどなぁ。

主治医からは、CTとMRIを撮って検査してみましょうかという提案。夏の放射線治療後すぐにでもやるとか言ってたのが、立ち消えになったのかと思ったら。進み具合を把握しておいた方がいいだろうということ。これ以上の治療が出来ない以上、それが分かってどうなのかという気もするけれど、あえて反対するほどでもないかと、受託。また来週2回付き添いだ。。。。

どうか、あまり悪くなっていませんように。

病は気から?

ちょっと久しぶり(でもない?)に、母の話。

先日私といっしょに病院に行ったのが2月6日。次の2月20日は、姉が「たまには私が」と言って休みをとって付き添ってくれた。その次、2月27日は姉も私も付き添わなかった。(一人で行くというと、父が心配して「自分が着いて行く」と言い出して大変だったのだけれど)。

そして、翌日の28日に報告の電話がかかってきた。なんか、いつになく元気。

3度目の診察となった緩和ケアの女性医が、「病気以外でも何でも言ってね」とか、次の予約は1カ月後にしておくけど、それまでの間でも痛いようならいつでも来ていいからといって、電話番号を渡してくれて(もちろん個人の携帯ではなく病院の受付だけど)、「いざとなったら当日でもいいわよ」と言ってくれたらしい。

2/6に出してもらった痛み止めは余り効かず、20日に量を倍にしてもらった。その後電話で話してたときは、「前よりはいいような気がするけど、やっぱり痛いわ」と言っていたくせに、27日の診察の後は「なんかね、量増やしたらいくらかいいみたい」という表現に変わってる。

次の3月7日の予約は私が付き添うことになっているんだけど、それも来なくていいという。「だって、遠いところわざわざ悪いじゃない、大丈夫、一人で行けるから」と。なんだか、ずいぶんシャキッとしてる。

実は27日の通院時、ひとりで行くと聞いた母の親友(同じ年)が、現地集合でつきあってくれたらしい。帰りはもちろんゆっくりご飯食べたりおしゃべりしたみたいだし、それが楽しかったのもあるのかもしれない。

そんなこんなで、急に元気になったのは、予想外だけど、まあ私としてもほっと一安心。

実際、痛みの感じ方って心理的な要因も大きいんだろうから、緩和ケアの先生は、その辺も計算済みなんだろうけれど。いい先生に巡り会えてよかったね、お母さん!



Appendix


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びっけ

関東在住で松田聖子と同じ年。フリーでライターをしてます。

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