fc2ブログ

e-taxで戸惑ったこと

私に続いて、夫も確定申告を終えたとのこと。8年前に会社を早期退職した彼は、趣味のオーディオ界隈で細々とコンサル業務のような自営業をやっているので。


私と違って細々伝票もたくさんあるようで、私はその入力には一切関知していないのだけれど、一通り終わっていざe-taxという時点で、「これどうすればいいの?」と呼ばれること度々。

私自身もよく分かんないところをなんだかいじくり回してるうちにできちゃった感じなので、的確なアドバイスはできないながらも、聞かれれば一緒になって見ているうちに、私と同じところで引っかかっていたので記録しておかなきゃ(来年もやりそうだから)。

そもそもの躓きはスタートから。漠然と「e-tax」と検索して出てきたページを深く考えずに選んだのが間違ってた。そのサイトは、どうやらすでに作ったデータを送信するためのサイトだったようだ。
etax.jpg

そうとは知らず、促されるままにChromeの拡張機能やソフトをインストールして進むんだけど、なんか変。去年もやったはずなのになんで? そもそも見覚えのない画面だぞ?

私が(夫も)アクセスしたかったのは、画面上で数字を入れていくとウィザード形式で申告書が作れるサイト。それは国税庁 確定申告書等作成コーナーだった。なにかの拍子にこちらのサイトの存在に気がついて、ようやく見慣れた画面で入力を始めることができた。
etax2.jpg

先日自分の確定申告の話を書いたときはもう記憶があやふやだったんだけど、昨日夫の画面をいっしょにのぞいていて、ああそういうことだったんだと納得した。

そもそも、私も夫も帳簿の入力は「マネーフォワード確定申告」というWebサービスを利用している。現状はその画面に表示された貸借対照表の数字を、国税庁のウィザードに自分で転記している。マネフォには直接アップロード用のデータを吐き出す機能もあるようなので、間違えてアクセスしたe-taxソフト(Web版)で、そのデータを転送すればもっと簡単だったのだと思う。

私自身は、転記するデータの数もほんのわずかなので、やり方を探したりするより慣れた方法でと思ったけど、夫の場合は来年からはデータ転送のほうがいいかもね。と、覚えていたら来年はそうアドバイスしてあげよう。

2024.03.03 | | コメント(0) | トラックバック(0) | おしごと



翻訳と通訳の違い

書かれた文章を違う言語にする翻訳と、話し言葉をその場で訳す通訳。どちらが難しいと思う?


ずーっと前、一生で一度の(笑)海外取材で韓国に行ったときのこと。日本から同行した取材団にいたライターさんの中にやたらに韓国語に堪能な人がいた。現場で用意された通訳があまりにポンコツなので、見かねて彼女がその場でみんなにも通訳してくれたのだった。聞くと以前は通訳をやっていたと言う。「通訳できるスキルがあるのに、なぜライター?」と尋ねると、「もう記憶力に自信がないから」と言っていた。今から15年ぐらいは前の話で、私よりも若かったからまだ30代だと思うけど。

確かに、相手の言ったことをすべてはメモできないから、話した内容をどれだけ正確に覚えていられるかというのは、かなり重要な要素になるんだろう。そういえば、先日翻訳家の戸田奈津子が「通訳は引退する」って言ってたっけ。

その点、書かれたものを読む翻訳は、何度でも読み返せるし、なんならいろいろ調べてから訳すこともできる。だから、通訳ができる人なら楽勝でできるかというと、もちろんそういうわけではなくて。翻訳の場合は、訳した内容を文章にしなくちゃいけない。だから文章能力も必要になるわけだ。以前、英文和訳の翻訳家になるには、英語力よりもむしろ日本語の文章力が必要と聞いたこともあったっけ。

なんでこんなことを急に思ったかというと。

仕事で取材するときに対象が外国人で、通訳を介することがある。その通訳さんが日本語のできる外国人だと、うーん、私の質問文をちゃんと訳してくれてないなと感じたり、相手の言葉を訳してくれた日本語も、なんかいまいちよくわからなかったりして苦労することがある。

最近担当してくれている通訳さんはほぼ完璧なバイリンガルのようで、日本人だけどかなり英語も堪能。相手の外国人の反応を見ていても、相当スムーズに意思疎通できてる感じ。そして、もちろん私の言いたいこともちゃんと分かってくれている。記憶力という点では、彼女は聞いた言葉をそのまま画面に打ち込んで、それを見て訳しているようだ。(ZOOM取材なので)

ところが、事前に用意された相手が話している動画や書いた文書も翻訳してもらったところ、さっぱり意味のわからない翻訳文が送られてきて頭を抱えてしまった。そこで、気が付いたのは、通訳、つまりその場の話し言葉だと、訳した文章がかなり不完全でも許容されてしまう。悪くいうとごまかしが効くというか。「そのあれが、こうできたので」みたいな言い方でも、その場ではなんとなく意味は通じるからオッケーとなる。でも、それをそのまま文章になるとすごい違和感。まあ、私が日本語の文章に対して点が辛いというのはあるかもだけど。

ちょっと内容も難しかった(翻訳しずらそうな)ので、「だいぶ苦労されました?」と聞いてみると、「そんなことないですよ~」と爽やかに笑っていたので、本人はあまり自覚がないみたいだ。

素人からすると同じように捉える通訳と翻訳、本当にプロとしてやっていくには、それぞれにスキルが必要なんだなぁと改めて実感した出来事だった。

ところで、先日「日本語の堪能な中国人」の取材もあった。事前に提出された書類は、ほぼ完璧な日本語だった。ところが、実際にインタビューしてみると、やはり伝わらないなぁというところが多々あった。発音も中国なまりがあるので、AWSの文字起こしツールにかけても、まったく使い物にならず、久々に手動で文字起こしするハメになった。

一方で、ブラジル人?の英語話者の英文はかなりの認識率だったことを考えると、AWSの音声認識エンジンが「なまりのある英語」はたくさん学習してるけど、「なまりのある日本語」は、まだまだデータベースが足りないのかもしれない。

ちなみに、AWSはマルチ言語対応とうたっていて、2か国語が混在していても両方対応してくれるという機能がある。これを使えば、訳してもらった日本語だけじゃなく、原文の英語もスクリプトで見られるかな?と期待して、オプションで日本語と英語をチェックしてトライしてみたけど、あえなく玉砕。設定の仕方が悪いのかなぁ。

いやはや。やはり言葉の壁は高いですなぁ。しみじみ。


2022.07.31 | | コメント(0) | トラックバック(0) | おしごと



一周回って、秀丸

最近自分のPCを北側の寝室に移動して、でも寒いので、リビングと寝室を行ったり来たりで使っている。使い慣れたキーボードじゃないと不便だけど、クラウドのおかげでほぼ問題ないと言う話をこの前書いたんだけど。


でもやっぱり使い込んでくると、ちょっと困ったことが。リビングで使っているPCにはワードが入ってない。文字を打つだけなら、オンライン版のワードやGoogleドキュメントでいいじゃんと思ってたけど、なんたってオンラインで動いてるので、若干レスポンスが遅い。原稿を書いてるときは、考えながら打つからそれほど気にならなかったのが、テープ起こしの修正で音声聞きながらタイプしようと思うと、ほんのコンマ何秒かの遅延がイライラする。

でもワード買い足す気にはならない。メモ帳だともっと使いにくいし。そこまでの機能はいらないから、ローカルで動くエディタがほしい。なんかフリーでいいのないかな?

と、考えて、はたと思い出した。秀丸持ってるじゃーん!!!

秀丸というのは、ちょっと前のPC世代で文字を書く仕事をしてた人なら絶対知ってる、超有名なエディタソフト。4000円のシェアウェア(買い切りのオンラインソフト)だった。昔は原稿もテキスト形式でやりとりするのが常識だったので、ライターになって以来、ずいぶんお世話になっていた。

でも時代は流れ。かなり前から原稿はワードで書いてそのままワード形式で送るのが日常になった。理由は、以前書いた「原稿はワードで」という日記に書いてあるとおり。あれを書いたのが、2008年。14年前かー(遠い目)。

その後、ちょっとしたメモを書いたりするのに秀丸を使っていたこともあったけど、Googleキープとか、Windowsの付箋アプリとかでも代用できちゃうので、もうしばらくご無沙汰だった。(なので、存在すら忘れていたという!)

思い出したところで、さっそくインストール。ちゃんと、Windowsの最新版にも対応するなどまだまだ現役だ。チューチューマウスはもうアップデートされなくなっちゃっけど→分かる人だけ分かって(笑)。

起動してすぐに送金登録をする。そのまますぐにお試し版として使えるけど、ずっと使いたければ登録が必要なのだ。ここで入力するのが、送金したときに作者から送られてきた合言葉。どこかにも保存してあるはずだけど、そんなの探さなくても頭が覚えてた! 分かりやすい言葉のせいもあるけど、思えば秀丸使ってた頃は、パソコン雑誌の仕事してたこともあって、しょっちゅうPCが不具合になってはリカバリしたりしてたので、そのたびに秀丸も何度も何度も何度もインストールしたおかげで、すっかり覚えている。ある意味、感動のご対面。

おかげで、最近イライラしていたことが全部解消されて、超ハッピー。ただいま、秀丸!

未だにアップデートされ続けてるってことは、根強いファンがまだまだいるってことなのね。他の同業者の皆さんは、ワードに浮気なんてしないでずっと使い続けてきたのかな。まあ、私はケースバイケースってことで。

2022.03.11 | | コメント(0) | トラックバック(0) | おしごと



文章を直すということ

もう長年、文章を書く仕事をしているのだけれど、つくづく思うのは、文章って完成形がないってこと。


一通り書き終わって読み返すと、何度読み返しても直したいところが出てくる。昔のように、ものすごい量をこなしていたときは、時間もないからある程度のところでよしとしてさっと納品しちゃってたけれど、ここ何年かは、それほどタイトな納期なものはなくなったので、むしろ始末が悪い(笑)。

ありがちなのが、少し間を置いてから読み直すと、「これじゃ意味通じないじゃん」とか「誤解をまねくよね」とかいうところに突然気がついたりするというパターン。一度他のことをやるなり、日数を置くなりして頭をリセットしてみて初めて気がつく。なので、一応完成しても、わざと数日寝かせて、もう自分でも「何の話だっけ?」って状態になってから、読み返すようにしてる。

逆に言うと、書いたそばから納品しちゃってた頃は、それがそのままになっていたのかと思うと……。

言葉の順序を入れ替えたり、助詞を違うものに変えたり。同じような言い回しが続かないように違う言葉に置き換えたり。そんな作業を延々と繰り返すんだけど、やりながら自分でも、こんなところにこだわる必要もないのかななんて思ったりもする。全体とすればだんだん良い方向に行ってるとは思うけど、必ずしも最後に出来上がったものが一番とは限らなくて、途中のもののほうが良かったってパターンもあるかも。(いじりすぎてってこと)

いや、そもそもが、そこまでのクオリティーは求められていない気もする。読んでるほうは、もちろんそんなこと意識しないだろうけど、でも、ちょっとした言葉の置き換えで、分かりやすさが違ってきたりするものなのだ(と信じている)。時間がある限りは、もう自己満足だと自覚しながら手離れ悪く、いつまでもいじってる。

なんでこんなことを急に書こうと思ったかというと。

英語サイトに載せる文章の日本語の原稿を書いてくれというオーダーが来た。となると、いつものように、細かいところにこだわったところで、これ英語に翻訳されたら意味ないよね?と思っちゃったから。日本語として日本人が読みやすい文章と、英語にしたときに伝わりやすい文章(英語という意味でも、読み手が外国人だという意味でも)って、絶対違う。翻訳する人が、そこも意識して意訳するのか、ほぼ機械的に英語にするだけなのか、相手の技量や思い入れも分からないし。

間に入る担当者に聞いてみたら、相手も正解は分からないみたいだったけど、とりあえず「日本語として読みやすい」方でよろしく、ということになった。よけいなことは気にせずにいつもの通りに書けばいいってことね。

これと似たようなことは、実は英語にならなくても、あったりする。私がすごく苦労して選んだ言葉を、文字数とか何か他の要因だけで、ざっくり変えられちゃうとか。相手も文章力があって、そのうえでそちらの言葉の方がいいと思って変える分にはまったく構わないんだけど、明らかにそうじゃない、何も考えないでやってるよね?ってことも多々あった。

作家先生の文芸作品とは違うんだから、しょせん、商業ライターなんてそんなものなのだ。

ちなみに、このブログは「ひとりごと」なので、あまり推敲してません。さっと読み返すぐらいしかしないので、誤字脱字もそのままだったり(一応チェックはしてるつもりなんだけど)。そんな時間かけて書くようなものじゃないし!ってことで。変なところあっても、笑って見逃して~。



2021.03.21 | | コメント(2) | トラックバック(0) | おしごと



ZOOMで待ちぼうけ

昨日はZOOM取材の予定が入っていた。


時間前になってスタンバイしようとしたら、アクセス用のURLをもらっていなかったことに気がついた。(今思えば、そのことに事前に気がついて連絡しておけばよかったのだ)

至急送ってくれるように担当者にメールするも返事がない。そうこうしているうちに、約束の時間を過ぎてしまった。時間になっても私が現れなかったら、先方から心配して連絡を入れてくるはず。それがないのはおかしい。

担当者に電話を入れてみても、「ただいま出られないのでおかけ直しください」というアナウンスが流れるばかり。

困り果てて、同じ案件を担当しているライター仲間にメールしてみると、「毎回URL同じですよ!」というありがたい情報が。ああ良かったとアクセスするも接続できない。やっぱり変だ。

とりあえずそのままの状態で待機したけれど、1時間経っても状況は変わらない。この日はすぐ後に続けて他のライターさんの分の取材も入ってるらしいので、これ以上遅れて始まることはないだろうと判断する。

改めて、前にもらった予定の文章をペーストして、変更があったのでしょうか?とメールをしてみる。

すると20分後ぐらいにようやく担当者から電話がかかってきた。やはり予定が変更になっていたのを連絡し忘れていたのだという。ちょうどこの時間外に食事に出ていたのでメールもみてなかったと。

今回は案件もすごく多く、相手も慣れていないので、仕方ない面はあるんだけど。でもね! プンプン!

「連絡をし忘れた」のは、変更後の日時が私の都合がいい時間じゃなかったので、違う人に頼んだからだ。新しい予定がfixしたところで安心して、キャンセルの連絡を忘れてしまったんだろう。

それで思い出したけど、昔雑誌の原稿を書いていた頃、前もってスケジュールの打診だけされて、その後連絡がないからどうしたかと思って確認すると、しれっと「あの件はなくなりました」とか言われることがあった。先方としては、誌面を埋めるために、ライターを押さえるのは必死だけど、キャンセルはし忘れたところで「あ、すいません」で済むことなので、軽く考えてるんだろう。

今回の担当者も、予定が変更になったことで、新予定に対応できるライターを確保することに頭がいっぱいで、キャンセルの連絡は優先順位が落ちるわけだ。

そうはいっても、一度失礼をしたら二度と受けてもらえない、それじゃ困る!っていう大御所だったら話は違うんだろうけどね。しょせん、その程度の存在だってこと。

まあ、待ちぼうけをくらったといっても、そこはZOOMなので自分の家にいて、その間他のことしてたわけだから、それほど大したことじゃない。これがわざわざ電車に乗って1時間かけて出かけてたらほんとに怒っちゃうけどね!でも、せっかくお化粧したのに!(笑)

何より、こんな性格なので、まず自分を疑う。私は何を勘違いしてる?と必死に過去メールを探したり(引用だらけのメールが大量なので、なかなか探せない)、おおいに焦った分とっても疲れた。その分が1円にも結びつかなかったと思うとね。

ま、こんな日もあるさ!ということで。事前の確認は念入りに>自分

2020.12.09 | | コメント(0) | トラックバック(0) | おしごと



«  | ホーム |  »

びっけのおすすめグッズ

カレンダー(月別)

02 ≪│2024/03│≫ 04
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -

全ての記事を表示する

全ての記事を表示する

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: