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読書録:『英語の語源のはなし』



「楽しみながらボキャブラリーが増える」なんてサブタイトルがついてるので、英単語を覚える手助けになれば良いかなと思って読んでみた。

でも、それよりも、普通にウンチクとして面白かった。

著者の肩書きは「英語史研究科」。
ラテン語由来とか、その英語の始まりの話から、初期の頃はこういう意味だったけど、だんだんこう変わってきて、今ではこんな意味になっちゃったなんて話が出てくる。

たとえば、penとpencilが実はまったく違う語源からきてるとか、空気という意味のairと、態度という意味のairは、全く別の語だとか。

その他いろいろ、まさに言葉は生き物っていうから、そりゃ長い歴史の中でいろいろ変わるのも当然だわなと、納得したり。

ちょっとマニアックというか、正直それを知ったから何に役立つというわけではない話がほとんど。

でも、英語とは関係ないところで、へー!って思ったのは、ばば抜きの話。

そもそも、ジョーカーをなぜ日本語ではババというのか。
そのきっかけがばば抜きなんだとか。

ばば抜きって、今はジョーカーを1枚混ぜて、それを最後まで持ってた人が負けだよね。でも、元々は、クイーンを1枚抜いて3枚にしておいて、最後に1枚残るクイーンを持ってた人が負けというゲームだったらしい。

クイーンを抜く→婆を抜く、ばば抜き。

それがいつの間にかジョーカーを混ぜるルールになってもそのまま名前が残り、そこからジョーカーがババになっちゃったって。

へー!と思わない?

ついでに、11を現すJjackって、王子様のイメージを持ってたけど、英語的には、JACKというのはどこにでもある男子名で、普通の男の象徴なんだそうな。王と王女、そしてそれに使える兵士とか召使いをあらわしてると。

と、英語とはほとんど関係ないところが、ツボだったという本でした!


2015.10.07 | | コメント(2) | トラックバック(0) | 読書録



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