読書録:『君はどこにでも行ける』


ホリエモンが1年ほど前に出した本。

内容は目次を見てもらうとそのままなので、貼り付けてみる。
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はじめに 世界は変わる、日本も変わる、君はどうする
1章 日本はいまどれくらい「安く」なってしまったのか
2章 堀江貴文が気づいた世界地図の変化〈アジア 編〉
3章 堀江貴文が気づいた世界地図の変化〈欧米その他 編〉
4章 それでも東京は世界最高レベルの都市である
5章 国境は君の中にある
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日本はもう、アジア唯一の先進国なんかじゃない。中国に限らず、バンコクやシンガポールにだって日本よりお金持ちはいっぱいいるし、まずはその現実を直視しようと。ここ数年、海外を旅しながら自分の目で見てきたことや、各種統計を引き出しながら、その「現実」を説いていく。

その国のレベルは食べ物や女の子のかわいさを見れば分かるという独自のモノサシによる評価自体は、若干疑問に思う点もある。でも、実際私もいろいろな国を旅行して、日本は先進国の中ではかなり物価が安い国だというのは実感しているので、その言わんとしていることは分かる。

「ホリエモン」を斜めに見る人からしたら、そうやって日本を捨てて自分だけいい思いすればいいの?なんてうがった見方をするかもしれないけれど、この本で彼が言いたいのはそういうことじゃなくて。

日本という国に縛られることはないけど、だから海外に行けばいいと奨励するわけじゃない。昔と違って、遠くへ行かなくても日本の国内でなんでも手に入る時代、行きたくなければ行かなくていい。でも、今の世界の現実を認識した上で、国境にこだわることなく、もっと広い目で自由になんでもやってみればいいじゃないかと、背中を押している。

このあたりが、ホリエモンも大人になったなぁというか(笑)。

確かに頭は切れるし、言うことはもっともだけど、そういう言い方したら挑発的だよね、という、いかにも「ホリエモン」な感じに終始することなく、「もちろん僕は○○と言っているわけじゃない」とか、誤解を呼ばないためのエクスキューズみたいな文言が随所に出てくるのは、何冊か過去の彼の本を読んでいる経験からすると、むしろ新鮮。

有料メルマガで読者の質問にも答えたりしている彼は、今の若者が抱えてる心情みたいなものはよく知ってるだろう。それを踏まえた上で、みんながもっと自由に自分らしく幸せになれるようにという思いを抱いてるんだと思う。

「君はどこにでも行ける」っていうタイトルは、それをよくあらわしていると思う。最後の一文も「頭のなかの国境を消そう。そうすれば君はどこにでも行ける」で終わる。

「何かできないと思ったとき、その最大の抵抗勢力は自分自身だ」というのは、誰だったかが若者向けの講演会で言っていた言葉。

それと同じで、ちょっと考え方を変えるだけで抜け出せる閉塞感や無力感、絶望感ってあるのかもしれないというのは、若者に限らず大人にも言える事よねきっと。

この本の中で書かれている、いろいろな諸問題に対する彼の主張には賛成できない点もあるけれど、それでも、迷える若者が自分のマインドのリミッターをはずす手助けになるヒントはたくさんあるかもしれない。

2017.03.14 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 日々のできごと



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