老父のしあわせな時間

木曜日に実家にいったときのこと。


私がついたときには散歩に出ていて留守だった父。帰宅してリビングのドアを開けたとたん、私を見て、「うゎ!ビックリした」と焦ってる。私が来ることは母が伝えたはずなのだけれど、なんせ記憶力がアレなので。

それにしたって、「なんでそんなビックリするの?」と聞くと、「いや、真っ赤だから」とワケのわかんない返事。この日、ショッキングピンクの服を着ていたのでそのことらしい。確かに老夫婦の暮らしじゃこんな色の服見ることないだろうけど。

「今日は何で来たんだ?」と言うので、「お母さんが今にも死にそうな声で電話してくるから、心配になって見に来た」というと、「そうか、そうか」と安心した模様。

父にしてみれば、最近私が行く度に、緩和病院だのヘルパーさんだの、父にとっては好ましくない話ばかりを持ち込むので、すっかり警戒されているらしい。その後も、同じやりとりを繰り返したけど、5回ぐらい聞いたところでやっと納得したようで、「そうか、心配して来てくれたのか」と満足そう。

安心した父は、終始にこやかで、私と母の会話にときどきワケのわからない介入を続けながら、本人は楽しく歓談してる風だ。ちょっと前までいちいち父に対しては攻撃的な物言いをしていた母も、この日は割と普通に話をしている。

若い頃からケンカばかりしていた父と母。こんな風に穏やかに会話してるところなんて、想像したこともなかったかもしれない。

アルツハイマーになると怒りっぽくなることがあると言うけれど、父の場合はむしろ、ものすごく穏やかになった。そもそもちゃんとMRIとか撮ったわけじゃないのでアルツじゃないのかもしれないんだけど。以前は、何を言うのも上から目線で、自分の考え以外は絶対認めないタイプ(よくある、頑固親父?)。おまけに神経質だし。それが、いい具合にぼけちゃった感じとでもいうか。

今のところは、食事も排泄も入浴も着替えも全部自分でできるし、徘徊などもない。むずかしい話が理解できない、覚えていられないけれど、普通に食事などの世話をしてくれる人がいれば、特に問題はなく生活できる。

もちろん、多少の自覚はあるだろうから、自分が分からなくなってきていることへの不安や恐怖はあるだろうけど、今のところはそれを表に出すことはない。

だから、本人としては今のこの時間は、平和で幸せなんだろう。私が何かよその人を引っ張ってくる度に、母と二人の平和な領域が侵されるようで不安なのだ。

でも、その時間を一日でも長く続けられるために、いろいろなサポートが必要なのよ、という話は言っても分からないから言わないけれど。

私としても、孤軍奮闘で腹の立つことも多かったけど、がんばってこういう体制を整えられたことは、我ながらグッジョブじゃん!と思う(笑)。両親の本心としては、そんなことよりも、できるだけそばにいてほしいってことなのだろうけど、それはできない以上、私としては無理なくできる範囲で、精一杯やったんだと、自分を納得させている今日この頃。

旅行から帰ってきたら、ヘルパーさんに来てもらう回数を増やしたり、訪問看護をお願いしたり、いう「最終コーナー」に向けた手続きを進める予定。それまでどうぞ、ふたりで平和な日々をすごしてね。

2017.07.07 | | コメント(2) | トラックバック(0) | 介護



次女が入籍

さっき次女からLINEが届いて、無事入籍をすませたとのこと。


7月7日が何かの日に当たるらしく、ぜひその日に……ということだったみたい。

何はともあれ、おめでとう!!!!

ダンナ君は、こまごまめんどくさいワガママを言う娘にも、優しく付き合ってくれている様子。これから先、いろんなことがあるだろうけど、ふたりで仲良く幸せになってほしいと思う!

なーんてこと書いてたら、少し私も実感が出てきたよ。

何より、もう苗字が変わっちゃったんだなーと思うと、さすがにちょっとしんみりした気分になったりして。今の時点ではまだLINEの名前が旧姓のフルネームになってるんだけど、これも近いうちに変わるんだろう。

たかが苗字、されど苗字なのかもね。私が結婚したときも、親はそういう気持ちだったのかな?なんてことを考えたのも初めてだわ。

何はともあれ、がんばれ~!!!

2017.07.07 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 日々のできごと



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