母、出血

珍しく、本日2回目の投稿。明日は明日でまた何があるか分からないから、記録しておかないと。


「母を帰宅させたい」という父をどう説得するか思い悩んでいたところに、今日夕方、病院から電話がかかってきた。

「お母様の病状なんですが、今朝からジワジワ出血がありまして」という。

最初は口の中が腫れていた母のガン。だんだん外からも分かるほど腫れるようになり、入院する頃には外から見ても500円玉ぐらいの赤くかさぶたみたいな状態になって、じゅくじゅくしたものが出ている状態だった。それが、この1週間で見る見る悪くなって、昨日の段階でもう穴が開いて貫通してるのだという話は聞いていた。「組織が崩れてくる」というのはこういうことなのか。

電話をしてきた師長さんによると、母のような病状だと死に至るケースは2種類あり、ひとつは体が衰弱するケース、そしてもうひとつが大出血を起こすケースなのだという。そういえば、5月に日大病院で「余命」を聞いたときも、「どういう形で最期に至るんですか?」という質問に、「一番多いのは肺炎を起こすケースですが、稀に大出血を起こすこともあります」と言われていた。そのときは、最期を自宅で迎えられるかという観点で聞いていたのだけれど、医師曰く「そうなったとしたら、病院にいても何もできないんですけどね」と。今日聞いた話でも、「場合によっては、ものの数分で……ということもあります」という。

今のところ出血はあくまでジワジワであって、血圧も安定しているが、以後そういうこともあるかもしれないから、覚悟してくださいということが言いたかったようだ。

昨日は多少意識がハッキリしたかと思って帰ってきたけれど、病院にいることが認識できずに「家に帰りたい」と言ってみるなど、今日も意識の混濁がみられるらしい。「(入院時の)血液検査の結果でも、炎症を示す数値が高いので、体のあちこちで炎症を起こして機能不全に陥っている可能性がある。脳にも障害が出ているのかもしれない」という。年齢のこともあり、入院がきっかけで認知症を発症した疑いもある。

また、昨日の朝から痛み止めの処方を辞めているという。今年の初めぐらいからずっと飲んでいた医療用麻薬を口から摂取するのは辛くなったということで、入院してからは皮下注射で入れてもらっていたのだけれど、ほとんど眠っている状態でさほど痛みも感じていない様子なので、一度辞めてみたと聞いていた。2日たった今もそのままなのにも関わらず、意識があるときも特に痛みを訴えることはないらしい。その理由も、「ガンの進行が進むと痛みも分からなくなることがあるみたいです」という。それは初耳だ。

いずれにしろ、あらゆる悪い兆候が出ている以上、もう悪化する一方ってことだ。日大の医師からも、「口から食事がとれなくなったらあっという間だよ」と言われていた。今日聞いた限りでは、その「時期」については、「1週間といっていて1カ月頑張る方もいらっしゃったりして、個人差があるのでなんとも」と口を濁す。「ただ、3カ月とかいう数字はありえないと思います」とのこと。

昨日ドタキャンになった医師殿面談、リスケした明日木曜日も確実にできるかどうか分からないという。「金曜日の方が確実かも」というので、金曜の11時にアポを入れてもらった。万が一、またキャンセルされちゃったときは、今度は電話で対応してもらえるようにお願いした。こちとら、そう簡単に何度も行けないのよ~。

父には明日木曜日に行くと伝えちゃったし、どうしようか。「金曜日って言ったじゃない」とすっとぼけようかとも思ったけど、金曜は無理だけど明日なら夫が車を出せるというので、予定通り父を連れていくことにした。そして、金曜日は父を連れずにひとりで電車で行って来よう。結局毎日じゃーん(涙)。でも、母の様子も気になるし、最後のオツトメと思ってがんばろー。

そして、明日行ったら、父には「突然大出血して死ぬかもしれない」ということはハッキリ伝えようと思う。理解も納得もしないかもしれないけれど、今のように退院させようと思うほど良くなったと思いこんでいる状態で突然訃報を聞いたら、どんな反応を示すか分からない。

酷なようだけど、父にも心の準備をしてもらわないと、と思う。なーんか、猫の首に鈴を付けに行くのは、いつも私の役目だよね???と思うけど、他にやれる人はいないんだから、仕方無い。とりあえずは父がおとなしく納得してくれるよう、祈ってくださーい。

2017.08.02 | | コメント(4) | トラックバック(0) | 介護



一難去って・・・

昨日お見舞いに行って、母が少し正気を取り戻したのを見て少し安心したと思ったら。


今度はまた父が難題をふっかけてきた。母を家に連れ帰りたいというのだ。

日曜に行ったときには応答不能だった母が、昨日はそれなりに会話もできた。父がいたときにはかなりまだぼけていたけれど、自分もぼけている父には「すっかり元気になった」と映ってしまったようだ。「昨日、会いに行ったんだが、あれ、おまえもいっしょにいたか?」ととぼけた発言はスルーするとして。「私の目からみると、もうすっかり元に戻ったように見える。病気のことも気にしてないようだし(痛みや苦しみがないと言いたいのかな)、家で養生させた方がいいんじゃないかと思うんだが」。

「あんたから見てどう見える?」と聞くけれど、無理だという私の言葉には耳を傾ける気配もない。「うん、そうね。じゃあ家に連れて帰ろうか」っていう返事を期待しているだけ。

「お母さん、オムツしてるんだよ。家に帰ったら誰が取り替えるの?」と聞いてみると。「そうか。そういうこともあるか」と言うものの、あきらめるでもなく、かといって「自分がやる」というわけでもない。やるといってもできるわけないとは言え、そんなに言うならそれぐらい言ってみれば?と内心思うが、父の方でも「おまえがやればいいじゃないか」とは言わないだけ、まだいいか。

オムツはともかくとしても、「ご飯が全く食べられないのだから、点滴をしないと死んじゃうよ」と言っても納得しない。「何か方法はないかと思うのだが」というばかり。あげくに、年寄りなんだから病院にいるのが必ずしもいいとは限らないとか、医者の言うなりになることはないとか、なんとか屁理屈を並べて、私に「説教」しようとする。「自分は何もしない、できないくせに」と思うけど、言って分かる相手じゃないのだから、そこはあきらめるしかない。

父がここまで言うのは、自分が寂しいからだけじゃないのは分かっている。母自身が家に帰りたいと言っているからだ。特に父と話していた時点では、まだ状況をあまり分かってなくて、確かに「家に帰りたい」「いつまでこんなところに入れられてるの」というようなことを盛んに言っていた。口の傷のこともあまり自覚してない風だった。知らない場所で知らない人に囲まれた母が、不安で不安で仕方無いのは事実で、それを父としても見てるのが忍びなかったんだと思う。

いや、しかし。。。。。。ですよ。

実際問題として、万が一家に連れ帰るとなれば、「誰か」がずっとそばにて世話をしなければいけない。「誰か」って誰? 姉がプレッシャーに負けて「仕事をやめる」とか言い出すかもしれないけど、どう考えてもそれは現実的ではない。申し訳ないけれど、私にはそこまでの覚悟はない。

父にしてみれば、娘が2人もいるんだからなんとかなるだろう、するべきだと思っているのかもしれない。ヘルパーさんのこともしかり。

認知症で話が通じないのはやっかいなようではあるけれど、もしまともな頭だったら、正面きってそれを主張して、私たちにハッキリと要求したかもしれない。10年前でも、自分は何もしない、できないのはまったく変わらないわけだし、と考えると、ぼけているのもある意味幸いではある。ただ、理屈で納得させることができないと、何度も何度も1から同じ話を繰り返すことになるんだろう。

明日病院の先生に話を聞いたとき、「いやいや、この状態ではご自宅に帰るのはとうてい無理です」とキッパリ言われてしまえば、仕方無いとあきらめられる。父は納得しないだろうけど、少なくとも私の中では。でも、なまじ「帰れます」と言われてしまったらどうしよう。父も母も望んでいるなら叶えてあげたいとは思うけれど、さすがの私も自信がない。

そう長くはないとは分かっていても、いつ終わるという明確な期限はない。「早く終わってくれ」と本気で思ってしまいそう。かといって、ここまでがんばってきたのに、最期の最後で、心残りを抱えて終わるのも辛いよなぁとも思う。

なかなか思い通りにはいかないものですなぁ。。。。

2017.08.02 | | コメント(2) | トラックバック(0) | 介護



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