亡母の携帯を五輪メダルに!
いよいよ後2年に迫った東京五輪。こんなのやってるは、みんな知ってるよね?
みんなの不要な携帯や家電からリサイクル金属を集めて、五輪のメダルの材料にしよう!ってやつ。
始まったのが2017年の春だから、1年半前。当時は、もう母の命が長くないことが分かっていて、そのニュースを聞いたとき、母の携帯がいらなくなったらこれに提供しようと思ったのだった。
というのも、東京五輪が決まったとき、母が「楽しみね」みたいな話をすると、父から「いい年して、あと6年も生きようと思うなんて図々しいやつだ」とバカにされたという愚痴を何度も聞かされていたから。もちろん、そのときは父も母もまったく元気で、単純に「もう高齢なんだから」という話だったんだけど。まあ、だからこそ、そんなこと言えたんだよね。
まさか、本当に五輪より前に母が死んじゃうとはそのときは思いもしなかった。そして、そう言ってもうこの世に未練などないらしい父の方は、どうやら五輪も見届けちゃいそうな勢いであるとは、なんと皮肉なことか。先のことは分からないけど。少なくとも、そんな話をしたことを覚えてないことは確かだ。
でも、とにかくその話がずっと頭に残っていたので、せめて母の使っていた携帯をこのプロジェクトに提供してあげれば、母も五輪に参加できたことになるかなぁなんてね。
調べてみると、回収先は市役所などのほか、ドコモショップでも扱ってるらしい。市役所も近いけど、ドコモショップなら隣だ。ドコモのユーザーじゃなくても、ドコモの携帯じゃなくても関係ないようなので、さっそく今日行ってみた。
ついでに、スマホになる前に使っていた自分の携帯もそのまま残ってたので、一緒に持っていった。
白いのが母のガラケー。右のが昔使ってたやつ。スライド式なんて懐かし~。
連休だから混んでるかと思いきや、この手のすぐ終わる用件は違う窓口でやってくれるのか、5分ほどですぐ対応してもらえた。担当は若葉マーク付きの新人さん。うん、こういう受付なら簡単だもんね(笑)。
携帯本体についてる製造番号を確認して、PC上から登録していた風。その製造番号が書かれた「所有権を放棄します」という書類にサインだけすればOK。データは消去してなかったので、専用の穴あけ器で穴を開けてもらって、SIMカードもハサミで切断したのを確かめて、手続きは完了。かかった時間は全部で15分ぐらいかな。
「5」のところに穴が開いてるの、見えるかな?これをやるとボタン操作ができなくなって情報を抜けなくなるんだそうな。
「ちなみに現在ドコモの回線はおもちじゃないですか?」「いいえ」「auですか?」「mineoです」「月額いくらですか?」「600円ちょっとです」「データ容量などでお困りではないですか?」「いいえ、まったく」。ちーん。営業トーク不発でごめん。
みなさんも、おうちに眠ってる携帯あったら、参加してみたら~?
2018.10.08 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 時事ネタから