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読書録『旅屋おかえり』


原田マハの小説。原田マハは、『暗幕のゲルニカ』と『ジヴェルニーの食卓』を読んで好きになり、その後偶然読んだ『本日は、お日柄もよく』とうい小説も同じ作者だと知ってびっくり。(そのときの読書録はこちら

どうやら、アート小説ではシリアスな展開なのに、普通の?小説になると一転コメディタッチとまではいかないけど、かなりライトな雰囲気になるらしい。私としては美術ものが好きなんだけど。

この本は、美術ものではなく、ライトな小説の方に入るんだけど、旅、というキーフレーズに反応して読んでみたら、この前の「本日は、お日柄もよく」よりは、ずっと面白かったと思う。

主人公は、売れない元アイドル。レギュラーで持っていた旅番組が自分のチョンボで打ち切りに。弱小事務所の危機を救うべく、成り行きで「旅屋」という仕事を請け負うようになる。それは、旅に行けない人に代わって指定された場所へ行き、願いを叶えてくること。

難病に冒された女性に代わって東北の桜を見に行き、その流れで崩れかけていた親子の絆を取り戻すのに協力するとか、生き別れになった妹の娘に会いに行ってほしいという依頼とか。どちらも、ミステリータッチな筋書きと人情ほろりな展開。それを通して、「旅」っていいね、と思わされてくれる。

いわゆる「旅行」ばかりしてる私だけど、たまにはこんな「旅」もしてみたいなぁと、ちょっと思っちゃったりね。それこそ一人旅しながら、電車の中でのんびり読むのによいかも!


2018.10.09 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 読書録



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