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読書録:「英語をめぐる冒険」

英語をめぐる冒険英語をめぐる冒険
(2008/05)
岩村 圭南

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NHKラジオ講座で「徹底トレーニング英会話」の講師をしている岩村圭南センセイの初エッセイ。

自らを「英語トレーナー」と称し、「英語はトレーニングだ」「英語の口と耳の筋肉を鍛えよう」を提唱している岩村センセイ。文法解説などはほとんどしないで、15分間ひたすら実践トレーニングをするこの番組は私のお気に入りで、2006年からずっと続けている。

学生時代、文法の解説書の最初のページから順番にきっちり読んでいかないと気が済まないタチだった私にとって、理屈はいいから、とにかくトレーニング、口と耳が慣れれば自然に覚えるというこのメソッドはなかなか新鮮で、15分間眠くなる間もなくあっという間。

おかげで今では英語の実力もすっかりアップして!

とはいえないところが悲しいけれど(^^;)。
それは、ひとえに私の努力が足りないからで、この番組とテキストを真剣に繰り返し練習すれば、きっと効果はあると思う。

で、このエッセイ。
センセイが、子どもの頃からどういう風に英語に取り組んできて今に至ったかの経験談が書かれている。

一言でいうと、この方、まさしく英語オタク!

子どもの頃のエピソードからすると、私よりはかなり年上のようで、まだろくな英語教材などもなかった時代。中学で初めて英語と出会った瞬間からその魅力に魅了され、ひたすら教科書を書き写すことにヨロコビを感じて、右から左に書いたり、両手で同時に書いたりしていたというから、まさに病的(笑)。

その後、高校、大学と進むうちに、ひたすら音読するとか、ネイティブの発音にかぶせて真似する練習とか、まさに今提唱しているトレーニング方法を、自ら生み出したというのだから恐れ入る。

アメリカの大学院留学を経て、日本の高校で英語教師になったときに、自宅学習用に自己流でカセットテープを作って配ったというのが、その後のラジオ講座につながっていく。自分で工夫して教材を作ると言うこと自体が、楽しくて仕方ないらしいこの人にとって、現職はまさに天職なんだろうなぁと言う感じ。

自分でも認める「テキストオタク」でもあるらしく、NHK講座のテキスト作りもすべて自分で行い、イレギュラーなことをやろうとしてずいぶんスタッフを悩ませた、とあった。実際、「徹底トレーニング英会話」のテキストは、毎日の放送の分だけではなくて、それ以外に自分でも練習できるような例文が後ろの方にも、そして各ページの横端にも書かれていて、ペラペラマンガのようにめくりながら練習できるようにもなっている。

これ、全部利用して自習すれば効果あるだろうなぁと思いつつ、結局追いつけていないのだけれど。でも、本気でやる気になったら、たくさんの教材に手を出すより、このテキストをいつも持ち歩いてしゃぶりつくせば、かなりお得に(テキスト1冊350円だもの)勉強できるはず。

実は、この講座、今年は去年放送分の再放送。テキスト買わなくていいからラッキーと思ったけど、やはり一度聞いたことのあるものを聞くというのは(ほとんど忘れてるところが多いんだけど)、モチベーションが下がり気味だった。

でも、このエッセイを読んだおかげで、「岩村センセイ、ごめんなさい。がんばってついていきます!」と新たな気持ちになれたのは、よかったかな。


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関東在住で松田聖子と同じ年。パソコン系のライターをしてます。メールはこちらからどうぞ。

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