辞書をひく

何年前だったか、語学の勉強を始めたとき、電子辞書を買った。途中までスペルを入れると候補を表示してくれたり、発音も音声で聞けたり、関連辞書にジャンプできたり、なんて便利!って感動してた。

そもそもが韓国語の勉強がメインだったのでハングルキーボードつきのを買ったんだけど、英語はもちろんデフォルトで入ってたし、その後ドイツ語やイタリア語のデータも買い足して旅行のお供だったのだけれど。

でも、最近はほとんど使わなくなってた。理由は、ネットで調べる方がもっと手軽になっちゃったから。ハングルの勉強をやめちゃったってのもあるけど。

特にPCを使ってるときは、単語をマウスで選択するだけで訳語が表示されるプラグインをブラウザに入れてるんだけど、これは便利。長文読んでても、ほとんど中断することなくてすむのはうれしい。

さらには、右クリックで直接オンライン辞書のページにもジャンプできるので、ポップアップで出てきた訳語だけでは今ひとつよくわからないときも、もう少し詳しい説明が読めたりする。

なんて便利な世の中なのと思ってた。おかげで、いちいち電子辞書でスペルを(冒頭だけとはいえ)手打ちするのが面倒になって。旅先で調べるのもスマホの方が軽くていいし(カメラモードにしてかざすだけで翻訳しちゃうなんてアプリもあるし!)、いっそオークションにでも出しちゃおうか、なんて思ってた。

でもね。この前花子とアンを見てて、ちょっと反省した。
主人公のハナちゃんは、赤毛のアンを翻訳したあの村岡花子なんだけど、女学生時代は個人で辞書なんて持てない時代だったから、分からない単語があると、図書室までわざわざ辞書を引きに行く。すごく面倒臭いのに、知らない単語が出てくると矢も楯もたまらなくなって、廊下を走っていく(それで先生に怒られる)。

あるとき、未来の夫とになる男性にすごく立派な英英辞書をプレゼントされて、それを宝物のように持ってたハナちゃん。女学校卒業後は英語とは無縁の生活になっちゃって、辞書もほったらかしだった。それが、仕事で英語の翻訳をすることになって、久しぶりに幸せそうに辞書をひいいてるというシーンが、つい先日あった。

ページをめくって、めくって、やっと目的の単語を見つけたときのうれしそうな顔。こうやって調べた単語は、記憶に残るよねぇ。

昔自分もそうやって調べてた頃の思い出をたどると、(ハナちゃんのように幸せな気分にはならなかったけど)、たとえば本の右のページのこの辺にあったとか、なんとかって単語の1個下にあったとか。いくら探しても見つからないと思ったら、スペルを間違えてたとか。そんな要因があわさって、記憶に残るってこともあった気がする。

つまり、調べるにかかる時間と、記憶に残る割合ってある程度は比例するものだろうなってこと。苦労して見つけたものは忘れないけど、すぐに見つかったものはすぐに忘れちゃうと。

あんまり楽な方に流れすぎると、いつまでたっても力はつかないぞっ!っってことで。久しぶりに電子辞書を取り出して机の上に置いておくことにした。あまりにも長い間放っておきすぎて電池がなくなってたので、新しいのに入れ替えてと(笑)。

2014.06.28 | | コメント(1) | トラックバック(0) | 日々のできごと



コメント

YUcana さんへ

だって、紙の辞書なんて学生時代に使ってたのしか持ってないもの。言葉は生き物だから、そんな古いものじゃダメって言われたことあるし。ペラペラページをめくる感覚は好きなんだけどね。さすがに今からわざわざは買わないかなぁ。かといって、捨てられもせずとってあるんだけど。

電子辞書、スペイン語も英語も1つですむから、そういう意味では便利よ♪ 電子辞書買うなら、スマホの辞書アプリ買ったほうが安いかもだけど(笑)。

2014/06/28 (土) 11:39:57 | URL | びっけ #- [ 編集 ]

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