読書録:『天使の梯子』


天使の梯子 Angel's Ladder (集英社文庫)天使の梯子 Angel's Ladder (集英社文庫)
(2007/10/19)
村山 由佳

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天使の柩 (天使の卵)』の続編で、この後に続く『天使の柩 (天使の卵)』との3部作の真ん中に当たる作品。

ついこの前、3作目の『棺』の読書録を書いたとき、前2作は読んだつもりでいたんだけど、なんだか、2作目のこの『梯子』はほとんど思い出せないので一応読んでみた。途中で思い出したら辞めようと思ったけど、最後まで思い当たらなかったのは、、やっぱり読んでなかったのかな。

といいつつ、以前、絶対一度読んだはずの東野圭吾のミステリーも、2度読んでも最後まで思い出せなかったことがあるから、あてにならない>私の記憶。

1作目の『卵』で、実の姉に恋人をとられて、「一生恨んでやる!」と捨て台詞をぶつけたのを最後に、その姉と死に別れることになってしまった夏姫が、新しい恋人と出会うことで、その傷を癒す出口を見つけるまでの物語。

新しく出会った恋人というのが、8歳下の元教え子で、この物語では彼の目線で話が進んでいく。幼い頃に両親に捨てられ、代わりに自分を育ててくれた祖母が急死。しかも、亡くなる前夜に、祖母にひどい言葉を投げかけたままの別れになってしまったことに傷つく彼。そんな彼の気持ちによりそうことで、同じ傷を抱える夏姫も自分の気持ちに一区切りをつけることができるようになる。

とうストーリー。(忘れそうなので、ちょっと具体的に書いておいた)

「卵」は三角関係の話だったのに対して、2作目のこの「梯子」は、大事な人を失った喪失感、後悔、そして再生というところにテーマがある分、1作目よりも作品としては重みがあるようにも感じた。

この後に続く3作目では、残されたもうひとり、元カレの歩太もまた新しく生きる道を見つけるわけで、3作目までいって、ようやく、今は亡きお姉さん春姫も成仏できるかなと。

今となっては、もう1回「卵」に戻って読んでみたい気もするけど、初めて読むなら、やっぱり、1,2,3って順番に読むのがいいかもね。

2014.06.29 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 読書録



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