読書録:『斉藤孝のざっくり!美術史』


齋藤孝のざっくり!美術史齋藤孝のざっくり!美術史
(2009/10/27)
齋藤 孝

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例の、斉藤孝の「ざっくり!」シリーズ、美術史編。

「美術史」とはなっているけど、時代の流れを追って、美術の歴史を説明しているわけじゃない。今までに読んだ、世界史や日本史、西洋思想編に比べると、客観的な概説、解説をあえてしていないところが、大きく違う。古今東西の有名な画家から「勝手にベスト10」を選ぶなど、個人的な視点で、いろんな画家の画風や絵の魅力について語っている。

「ざっくり」ならでのところといえば、それぞれの画家が「どんな風にすごいのか」について解説しているところかな。絵の魅力っていうのは、もちろん見る人それぞれだけど、ある程度の知識を背景にした「斉藤孝的な」解釈というのは、素人の私にはなかなか勉強になったと思う。

残念なのは、いろんな画家について具体的な作品名を挙げて解説している割には、実際にその絵の写真があるのはごくわずかなところ。せっかくなら、それぞれの絵の見本を見ながら、ほー、なるほどこの部分がそうなのか~みたいな見方ができないと、せっかくの解説もよく分かんないまま終わってしまう。

片手にスマホを持ち、気になる絵は検索して画像をチェックしたけどね。便利な時代だ。

あと、前半は有名な画家の話なので興味深く読めたけど、後半の方で、聞いたことのない人ばかりずらずら出てくると、さすがにちょっと飽きてしまって、脱落。これも、絵をそのページに載せてくれたら読む気になっただろうに。いずれにしろ、大学の先生って、狭く深くっていうイメージだけど、自分の専門外のことで、歴史、美術、哲学と「ざっくり」語れるだけの知識を持ってるのはスゴイなと思う。そして、それを大学の先生なのに(笑)、分かりやすく書けるところがもっとすごいのね。

ちなみに、今まで読んだのは

齋藤孝のざっくり! 日本史齋藤孝のざっくり! 日本史
(2007/11/30)
齋藤 孝

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齋藤孝のざっくり!世界史 (祥伝社黄金文庫)齋藤孝のざっくり!世界史 (祥伝社黄金文庫)
(2011/12/14)
齋藤 孝

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同じ著者の似たようなシリーズ、これも気になってるんだけど、あいにく図書館のリストになし。わざわざ買うかどうかはビミョーということで、保留中。

こんなに面白かった! 「ニッポンの伝統芸能」 (PHP文庫)こんなに面白かった! 「ニッポンの伝統芸能」 (PHP文庫)
(2011/07/03)
齋藤 孝

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2014.08.26 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 日々のできごと



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