トルコの子供たち

今年のノーベル平和賞は、史上最年少の17歳で受賞したマララさんとインドの児童労働問題の活動家カイラシュ・サティヤルティさんが受賞した。どちらも子供の権利に関する活動ということで、トルコで見かけた子供たちのことについて書いてみる。

印象的だったのは、あちこちで仕事をしている子供たちを見かけたこと。旅の後半のイスタンブール滞在中は、ちょうど現地の連休期間にあたったせいもあるのかもしれない。

イスタンブールの名物に「さばサンド」ってのがあるんだけど(文字通り焼いたサバをパンにはさんだもの)、川のほとりにそのさばサンド屋が集まってるところに行ったときのこと。

さばサンドは屋台みたいなところで買って、椅子とテーブルに持ってきて食べていると、飲み物を売り歩く子供たちがやってくる。同じテーブルにいた外国人観光客に売ってた13歳ぐらいの子に一杯オーダーする。その子が「OK」と飲み物を取りに行っている間に、その前からその辺でうろちょろしてたもっと10歳ぐらいの子(この子はウェットティッシュを売り歩いている)が、「リモネート(レモネード)1リラ、NO1.5リラ」という。ああ、1リラなのね。この子に払うの?と思ったけど、そうでもない風。

その子はひたすら、何度も何度も「1リラ、ノー1.5リラ」を繰り返して、そこに立っている。なんだろう?と思っていると、そのうち大きい子が戻ってきて、「1.5リラ」という。「え、でもこの子が1リラだって言ってるよ」といっても、「1.5リラ」と言って譲らない。彼曰く、そっちのお客さんにも1.5で売ったんだから1.5だと。めんどうになったので、どうせ25円程度の違いだし、1.5リラ払った。それを見て、小さい子は「あーあ」みたいな顔をしている。

どうやら本当は1リラなのに、上乗せしてちょろまかしてるらしい。小さい子はそれを阻止しようと見張ってたってわけだ。ごめんね。せっかく教えてくれたのに。でも、そんなことして、あとからいじめられたりしないのかな。腕力じゃ絶対かなわなそうだったけど。

というのは、まあある意味微笑ましいエピソードなんだけど。彼らは休日のお小遣い稼ぎっぽかったし。

心が痛んだのは、道端に座ってる子供をたくさん見かけたこと。笛を吹いたり、アコーディオンをひいたりしてる子は、親から働かされているのかなとも思ったけど、何もせずにただ下を向いて座ってるだけ、それも薄汚れてひもじそうにしている子もいた。いわゆるストリートチュルドレンってやつなのかな。

道で物乞いをしている人とか、何かを買ってくれと寄ってくる子供というのは、よその国でもときどき見かけるけど、こういう子たちを見たことはあまりなかったので、前を通るたびに、痛々しい気持ちに。観光客はみんなそうだろうけど、行きかう人がお金をあげている気配もないし。ときどきは、近所の食べ物屋さんがあまりものをくれたりするのかなぁ。

トルコには犬とか猫がたくさんうろついていて、そういう動物たちは、野良とは思えないほど太ってたり毛並もよかったりするのに、一方でこんな状態の子供がたくさんいるというギャップがなんとも複雑な感じだったのでした。




2014.10.12 | | コメント(0) | トラックバック(0) | おでかけ



コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

«  | ホーム |  »

カレンダー(月別)

09 ≪│2017/10│≫ 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

全ての記事を表示する

全ての記事を表示する

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: