読書録:『アンのゆりかご』


アンのゆりかご 村岡花子の生涯アンのゆりかご 村岡花子の生涯
(2008/06/05)
村岡 恵理

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この前終わった朝ドラ「花子とアン」の原作本で、花子の生涯を綴った本。著者は主人公である村岡花子の養女の娘さん。

これを読む限り、基本的にドラマに出てきた話は実話に基づいているらしい。ドラマの中で、花子の夫の「村岡印刷さん」は、ありえないぐらいの理想的なダンナさんだったけど、実際に二人は結婚前も結婚後も、相当な仲がよかった。本には、実際のラブレターの一部が引用されていたりするのだけれど、そのラブラブっぷりは、ドラマ以上。

主要な登場人物で架空っぽいのは、花子の妹のかよちゃん、朝一、醍醐さん。ハリセンボンがやってた白鳥薫子さんや宇田川先生あたりの、ユニークキャラもフィクション。

事実とちょっと感じが違うのは、お父やんと、お兄ぃやん。父親が社会主義にかぶれて家庭を顧みなかったこと、周囲の反対を押し切って花子を女学校に入れたことは事実だけど、花子自身は父を冷めた目で見ていて、ドラマに出てくるような父娘関係ではなかったみたい。

兄の方は、本には少ししか出てこないけど、行方不明のあげく、うらぶれてのたれ死にとかいう話で、ドラマのようなハッピーエンドではなかったようだ。

本には、花子が翻訳家になって以後の、当時の文壇の女性たちや女性運動家(市川房枝さんとか)と交流があったことも描かれている。花子自身も、多少そういう活動に関わったりもしていたらしい。ドラマでは、その辺は触れないことにして、家族関係に焦点を当てたのだと思う。

本そのものは、特に面白いとは思わなかったけど、そんな風にドラマと比べながら読むには楽しかったかな。


2014.10.17 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 読書録



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