読書録:『「あの世」と「この世」をつなぐ お別れの作法』


「あの世」と「この世」をつなぐ お別れの作法「あの世」と「この世」をつなぐ お別れの作法
(2013/03/01)
矢作 直樹

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前に読んだ『人は死なない-ある臨床医による摂理と霊性をめぐる思索-』という本を書いた、救急現場にいる現役医師の書いた本。(そのときの読書録はこちら)。

前に読んだ本では、自分の不思議な体験から、魂の存在を信じるようになった話が書かれていたのだけど、この本では、人間の肉体は滅んでも魂は存在して永遠に生き続けるという前提で、自分が「あの世」に逝く前の心得、身近な人を「あの世」へ送る心得、そして「あの世とこの世に別れるためのお別れ作法」について書かれている。

死んだらどうなる?というのは、古今東西人間の永遠のテーマであって、もちろん正解はないわけで、もう、自分がどう信じるかの問題。

「あの世」の存在を信じて、あるいは生まれ変わりを信じることで、死ぬことの恐怖から逃れられることは事実だろうし、そもそも宗教が存在するのも、その部分が大きいんだと思う。

著者は特定の宗教を信じてるわけではなくて、漠然と「あの世」が存在すると確信している。そこが、多くの人の共感を読んでベストセラーになってる一因なんだろう(この人の著者は、何冊もベストセラーになってる)

前の読書録でも書いたように、科学の分野、医療の現場で生きる人だからこそ、人間が知りうるものなど、たかがしれていて、人智の及ばないことは山ほどあるのだという思いが、そういう確信をもたらすらしい。医師という立場の人から、証明はできないけれど、そういうものなのですと断定すると、そうなんだ~と妙に納得しちゃうというか。

正直、自分自身は、幸いなことに自分も近しい人も、切羽詰まった死ということに直面しているので、この本を読んだから特にどうという感慨はないのだけれど、そういう事実が身近にある人にとっては、救いを感じられるのかも。




2014.12.21 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 読書録



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