親孝行と子孝行

昨日、実家の両親と3人で新宿の施設に入居している伯母のお見舞いに行った。

伯母は父の姉で91歳。私が大学生の頃、この伯母の家のすぐ近くのマンションに姉とふたりで住んでいたことがある(親が地方転勤になったので)。4年ぐらいかな。だから、親戚づきあいはあまりなく育った私にしては、けっこう「よく知ってる」部類に入る。

伯父はずいぶん前に他界し未亡人となった伯母、何年か前に自宅のトイレにお尻がはまってしまい股関節を骨折したとかで、以来病院や施設のお世話になっているらしい。今は立つこともできず車椅子の生活だけど、会話などはまあまあちゃんとできる感じ。この日は実の娘も来ていて、小一時間ほど話をして帰ってきた。

父と伯母は石川県出身。ふたりとも学生時代から上京して以来故郷は離れたまま。子供時代や学生時代の昔話に花が咲いて、父が子供の頃病弱で1年間擁護教室?に通っていたとか、上京当時、東京の言葉は分からないし、なまりをバカにされて、ずいぶん悔しい思いをしたとか、今まで聞いたことのない話も出てきた。

「あのとき、つくづくその土地の言葉を覚えなくてはと思った」と語る父。その口ぶりからすると、まるで今頃の若者がニューヨークに行ったら英語を覚えないと話にならないみたいに言ってるみたいに聞こえた。そういえば、田舎に帰省したときも、父が方言を話しているのは聞いたことがないかも。

今年の朝ドラ「まれ」は舞台が石川県の輪島。やはり懐かしく思うらしく、今まで朝ドラなんて見ない父も今年は毎日観ているという。昔、塩田でアルバイトしたこともあるんだって!まさに、元治さんみたいに、海から水をくんできてまいてってやってたらしい。びっくり。

ドラマで使われてる方言については、「まあまああってる。無理矢理使ってる感じはあるが」だって。

それにしても、この日もハイテンションな母。自分がこの年(もうすぐ87)になっても、ちゃんとご飯も自分で作って暮らしてるなんてすごいって驚かれたとか、そんな「子孝行」なことはないと言われたとか自慢するする。

はいはい。子孝行な親を持って幸せです、はい。

「でもね、自分で何もできなくなったらと思うと、夜眠れなくなるのよねぇ」としんみりしてみたり。気持ちは分かるけど、すでにそうなっちゃってる伯母を目の前にしてそういう発言とは、あいかわらずのKYっぷりだ。

私が伯母さんの肌がつやつやしてると褒めたときも、「でも、その顔のブツブツ皮膚科でとってもらうっていってたけど、全然よくなってないじゃない」とか面と向かって本人に言う。どういう神経~?(^^;) 聞いてる方がひやひやしちゃうわ。

それでも、相変わらず毒舌絶好調なだけ元気ってことで。父も母も歩く足取りはかなり怪しくなってきたけど。こんな風に電車に乗って出かけられるのもいつまでなんだろうか。

娘の立場としては、近いうちに介護の日々がやってくるんだろうなと、改めて覚悟しなくちゃね。いやいやほんと、この年まで介護に無縁でいられるのは、本当に幸せだわね。








2015.05.01 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 日々のできごと



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