読書録:『ウドウロク』



あさイチなどでおなじみの、NHK有働アナのエッセイ。

まずタイトル。表紙には小さく「有働録」って書いてあるし、素直にそういう意味だと思ってたら、黒有働(クロウドウ)を逆さに読んだっていう意味もあるそうな。

黒有働というのは、お得意の毒舌にスタッフから生まれた言葉らしい。それをタイトルにしちゃったのは、つまり、この本ではそんな自分の黒い部分全部だしちゃいますよぉってことだ。

冒頭のところにも、「男性が読んだら中年女が怖くなり、順風満帆に幸せになった女性が読めば、軽蔑するでしょう」とある。

おそらく「順風満帆に幸せになった女性」であろう私からすると、別に軽蔑はしないけど、ちょっと引いちゃう部分もあったのも事実。というか、そういう平凡ジャンルの人間にしてみれば、へー、ほー、40代の独身女性っていろいろ大変なのねと新鮮なことがたくさんあった。そして、ここまで男前な人だとはビックリみたいな(笑)。

でも、第一線でオンナひとり、自分の力だけで勝負していくからには、これぐらいの開き直りとういか、覚悟というか、強さは必要だろうなぁと納得もしたり。

自らを美人でもなくアナウンス能力もなくと、繰り返し自虐しつつ、世間を騒がせたワキ汗事件もあっけらかんと持論を述べつつ、それなりの恋愛経験や失恋話、結婚話、お見合いなどの話もセキララに語りつつ、まさに等身大の有働さんが垣間見える。

本人に言わせれば、それでも書けない部分はまだまだたくさんありますよ!と言うかもしれないけど。

それでも、とにかく一生懸命生きてきたということはよく伝わるし、あなたはあなたらしく、そのまま貫いて幸せになってくださいという気分にもなる。

女性のいろいろをあけすけに語る本としては、昔よく読んだ林真理子のエッセイを思い出したけど、彼女の場合、なんだかんだといいつつ、ちゃっかり?結婚して子供も産んで、「普通の女性の幸せ」も手に入れてるちゃってるのよねと。いやだ、だからどうだってわけじゃないけど。

とりあえず女性が読む分には、同世代でもその予備軍でも、それなりにおもしろく読めるのでは。
                                                    





2016.01.17 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 読書録



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