映画『杉原千畝』

また自宅でプチ工事をやるというので、、、地元の映画館に逃亡。


本日の映画は、唐沢寿明主演の『杉原千畝』。赴任先のリトアニアで、ユダヤ難民に独自の判断で日本へのビザ発給し、「日本のシンドラー」と呼ばれた外交官の実話。

そそも有名な話で、たぶんドキュメンタリーか何かでも見たことがある。それを映画化ということで、さぞかし号泣必至の感動大巨編かと思いきや、意外に映画の描写は淡々としてた感じ。帰宅後、史実のおさらいでwikiを見てみると、実際に残された手記などで「涙の再会」とか書かれている部分も、あっさり笑顔で握手でおしまい、とか。

題材自体が感動ネタなので、いかにもお涙頂戴な感じにしたくなくて、あえて過剰な演出を避けたのかな。アウシュビッツのエグイシーンとか出てこなかったのはよかったけど、戦況の移り変わりもニュース映像としてサラッと流してしまうだけで、もう少し重みのあるつくりにしてもよかったのかなぁという気もしたかな。(巷のレビューを読んでたら、「ナチスがなぜユダヤ人を捕まえたのかが分からなかった」という声があったのには驚いた)

そんな中で一番印象に残ったのは、「このままアジアの侵略を続けてアメリカと戦ったら絶対に負ける」と主張する杉原が、上司に対して、本国へその警告を伝えるべきだと訴えるシーン。唐沢寿明、渾身の演技でぐっと来るモノがあった。

というのも、どうしても彼を見ていると、何年か前にドラマで『不毛地帯』の主役をやっていたときの姿がダブるのだ。あちらの作品では、陸軍中佐で戦争をした側の人間。敗戦後はシベリア抑留の過酷な体験もしている。演技の上でのことではあっても、そういう人生を追体験した俳優としては、このシーンのセリフは、かなり重たいものだったんだろうなと。

もうひとつ、感じたのは、冒頭の方で何度か出てきた、軍人がいとも簡単に人を銃撃するシーン。これぞ、戦争の狂気だなと。

最近、イスラム国が人質を銃殺するシーンが公開されたりすると、「なんでこんな残酷ができるんだろう!」とみんな思ってしまうわけだけれど、戦場ではそういうことが昔も今も平気で起きているということだ。私たちが直接目にする機会がほとんどないだけで。と考えると、イスラム国だって決して特別なものじゃないんだと思ってしまう。

同じ人間としておぎゃーと生まてれも、環境によって、人はどちらの側にもなりうるのだと思うと、本当に恐ろしい。

映画の中身と直接関係ない話としては、久しぶりにみた小雪の印象がちょっと変わってた。子供二人産んだせいか、顔がちょっとふっくらしたような。よくいえばやわらかくなったし、悪く言えばちょっとオバサンぽくなったかも(笑)。ちなみに、彼女も『不毛地帯』に出ていたので(不倫相手だっけ?)、よけい、両作品がかぶるのだ。

それにしても、最近映画よく見てる。今年に入って、6本目、そのうち「ぼっち映画」が3本。まるで映画マニアだ(笑)。今日ももちろん地元の名画座もどき。ついに会員になった(年会費2000円)ので、次からは800円で見られる。次は何に行こうかなー。






2016.04.25 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画など



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