読書録:『外国語の科学』


言語学や心理学、認知科学などの調査結果を引用しながら、母国語以外の外国語を習得するという現象を解明し、効率の良い学習法とは何かを考えるという本。

学術的なデータに基づいた話なので若干堅い内容ではあるけれど、一般読者を想定して、分かりやすい言葉で実例を挙げながら書かれているので、それほど難しくはない。

外国語習得に対してのコツとか、思い込みとか、世の中でいろいろと言われていることに対して、いろいろな実験結果を引用しながら、それが事実なのか、学問的な裏付けはあるのか、など。

ただ、全体的に、この分野の研究自体がそれほど深くはされていなのが現状のようで、統計から相関関係は分かっても、因果関係を特定するまでには至っていないという部分も多くて、うーん結局、ハッキリとは解明されていないのではという印象。

みんなが一番知りたい(笑)、「効果的な学習方法」についての筆者の結論は、大量のインプットと、必要に迫られたアウトプットだそうだ。

となると、これまた、結構あちこちで言われてることなので、結局のところ、目新しい発見はなかったのかなという感じ。

言い方を変えれば、今世の中で大勢を占めている方法は、理論的にも妥当性があることが証明されたってところかな?

2016.05.09 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 読書録



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