読書録:『老いも病も受け入れよう』


母にプレゼントするために買った本。瀬戸内寂聴さん、現在御年94歳。88歳の母より6歳上なのに、ボケることもなく現役で頑張ってる彼女も、ここ数年は病との闘いが続いており、その闘病記を綴った本。

闘病記といえど、そこは寂聴さん。あくまで明るく、前向きに、「負けるもんか」魂に満ちている。

そんな姿勢を見習って欲しくてチョイスした本だったんだけど。

母に渡す前に読んでみると、私が思っていたより、けっこう壮絶な闘病体験をしていたようでちょっとビビッてしまった(^^;)。母と同じく脊柱管狭窄症では圧迫骨折も併発していたというし、その後も胆嚢ガンが見つかったりして、「泣くほど痛い」思いをしたとか、半年間まったく動けず寝たきりだったとか。

やはり90を過ぎるといろいろ大変なのねという現実を、突きつけられてしまった感じ。もし今母が同じように圧迫骨折とかして寝たきりになったりしたら、(私は)どうする? 今の病院通いどころの騒ぎじゃないよねぇと。

それはさておき。そんな状態からも、まだ「頑張ろう」と思えるのは本当にすごいと思う。「くよくよ心配しても病気は悪い方にしか向かわない」という心意気、是非とも実践して欲しいと思う。

なにくそ、まだまだ!という負けん気が強いところは、母にも通じるところがあるのでは?と思ったのだけれど、そもそもあの世代で世の中にたてついて?奔放に生きた彼女の人生を、母自身がどう思っているかは謎。ずっと専業主婦で(死ぬほど文句を言いながらも)夫に仕えてきた母からしたら、もしかしたら、根本的に共感できないところがあるかもしれない。

深くは聞かなかったけど、本を渡したときも、「ああ」。闘病してたことは知ってたらしいけど、反応はイマイチ。「あんた、いずも難しい本いろいろくれるけどさぁ。。。」と。いや、そもそもお年寄り向けに書かれた本だし、ひとつも難しい本ではないのだけれど、もしかしたら、まったく読む気にならないのかもね。まあ、いいや。

本の中身で個人的に印象に残ったのは、「祈りは他人のためにしたものだけが叶う」というような話。自分のために祈ったことはダメなんだって。そこはさすがに出家した人ならではのお言葉。私も自分のことばかり祈ってないで、他人の幸せのことを祈れる人間にならなくっちゃね。


2016.06.21 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 読書録



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