読書録:『本物の英語力』


NHK「ニュースで英会話」でおなじみの鳥飼玖美子さんの本。

英語はもはや英米などのネイティブの人と話すためではなく、世界中の人と話すグローバルな共通語として学ぶべきものである、という主張は、前著『国際共通語としての英語 (講談社現代新書) 』にもあった通り。(この本を読んだときの読書録はこちら

その上で、世界で通じる英語を身に付けるにはどうしたらいいかということについて書かれている。

グローバル言語としての英語には、それぞれの地域のローカルな「なまり」があるのは当然で、みんながネイティブのように発音できる必要はない。でも、できるだけ多くの人に正確に聞き取ってもらえるためには、ある程度は標準的な発音ができないと困る。という意味で、ハチャメチャな英語でいいというわけではないと。

文法にしてもしかり。スラングなどを覚える必要はないけど、基本的な文法は押さえておかないと相手に理解してもらえない。

なので、世界の人ときちんと意思疎通できるための「本物の英語力」を身に着けるには、昨今の発音や文法など気にせずに!みたいな風潮に流されることなく、やはり基本の発音なり文法なりを身に着けましょうという話になる。基本を大事にということ。

勉強法としても、きちんとした英語の文章をたくさん読みましょうとか、映画を見るなら日本語字幕無しで見ましょうとか、なかなかハードルが高いというか、「本気度」が要求される感じ。後半は、留学する人は仕事で使う人向けのアドバイスも書かれていた。

つまりは、お気楽にとりあえず英語という人ではなく、仕事を含めて、「本物の」英語を身に付けるための本。まさにタイトルそのままだ(笑)。

個人的には、前著の『国際共通語としての英語』のほうが、腑に落ちる部分が多かったかな。「本気で」取り組みたい人にはおすすめかも。






2016.06.25 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 読書録



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