腫瘍とがんについてのお勉強

母のこととはまったく関係ないんだけど。たまたま、先日知り合いの編集者から声がかかって、国立がん研究センターに取材に行ってきた。


この編集者、プライベートでも親しいのだけれど、最近連絡してなかったし、私のブログを読んでるわけじゃないので母の一件はまったく知らない。なのにこのタイミングでそういうネタを振ってくるとは(笑)。

媒体は女性週刊誌なので、むずかしい話を書くわけじゃない。でも、医療ネタであるからには、言葉ひとつの使い方で誤解を招くといけないので、一応多少はお勉強しないと書けない。後から先生にもチェックしてもらえるんだけど、個人的な興味もあるしね。

そんなわけで、記事とは直接関係ないんだけど、せっかくなので理解を整理するための覚え書き。

まずは素朴な疑問。「脳腫瘍って、癌と違うの?」

そもそも「腫瘍」って? 漠然と「できもの」ってイメージだけど、医学的には「細胞が異常に増えてかたまりになったもの」だそうだ。境界がハッキリしていて、その場に留まっているものは良性で、境界があいまいで、かつ周囲を壊しながら増えたり、離れたところに飛んだりするのが悪性。良性腫瘍でも、まわりを圧迫したりして何かの症状を起こすことがあるので、そういう場合は切除する。症状がなければ経過観察でOKの場合も。

「悪性の腫瘍=ガン」なのだけれど、脳の場合は「脳ガン」とは言わず、脳腫瘍。血液の中の造血幹細胞がガン化したのが白血病で、リンパ球がガン化したのが悪性リンパ腫。骨の中にできるのが骨肉腫(昔、「「サインはV」のジュン・サンダースがなったやつ)。

ガン細胞は、肉眼や検査で見えないものもあるのが、手術のむずかしいところ。その時点では見えてないけれど実は存在してい、それが大きくなったのが再発、むしろ「再発見」。ガン細胞が大きくなる速さは種類によって違うので、5年たっても再発しなければ「残ってなかった」と判断できるものもあれば、乳がんや前立腺ガンみたいに成長が遅いものは、10年たって安心した頃に再発なんてことも。

執刀医は、経験的に「見えないけどありそう」な場所をどの程度余分に切るかの判断をすることになる。そんなわけで、発見されたときには同じぐらい小さなガンでも、手術のダメージの大小や予後の善し悪しは、違ってくると。

それにしても、いろいろ調べていると、世の中にはいろんな病気があるのねぇ。いろんな症状が当てはまるような気がして、「もしかして?」なんて疑い出すとノイローゼになりそう。

何科にかかるのか、どこの病院にかかるのか、でも、アプローチや治療法はいろいろあるみたいだし。その判断の違いで、治る治らないの分かれ目ってこともありそう。ガンは情報戦とも言われるけど、誰もがベストな選択できるわけじゃないし、もう、あれもこれも、全部運かな!という気分になってくる。

ところで、今回何人かの先生が口を揃えて断言したのは、「ガンの進行の速さと年齢は関係ない」という話。ちょっと前に、どこかでもそんな話を聞いたのだけど、やっぱりそうなのね。「若いから速く進行する、年寄りだから遅い」というよりも、どんなガンか、どこにできたか、そういうことの方が遙かに大きく影響するそうな。

それでも、母には「もうトシだから、進行しないよ~」と言うけどね(笑)。









2016.10.11 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 日々のできごと



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