認知症の診断を受ける意味

今朝、介護保険の調査員から訪問調査の日程を相談する電話があった。申請用紙を投函したのが先週の木曜日。地域包括センターの人に送って代理で提出してもらう手はずだったことを考えると、予想外にスピーディーな展開だ。


相談の結果、訪問調査日は再来週の月曜日午前中に決定。立ち会う私は早朝に出なくちゃいけないけど仕方ないね。母にいったら「前の日から来て泊まっていけばいいじゃなーい♪」なんて言うけど、余計疲れるから遠慮しときます。

調査員の人は、普通のおばちゃんな感じで、こちらの事情もよく聞いてくれた。当日は本人たちの前で話しづらいことがあったら、手紙に書いてくれてもいいし、後から言ってくれてもいいしとのこと。とりあえず今の時点で言えることは電話で話しておいたけど、当日何か補足、訂正することなどあったときは、マンションの下まで送っていくという形でお話しましょうということになった。どんな展開になるのかドキドキ。

前おきの近況記録が長くなっちゃったけど。今日書こうと思ったのは、認知症の診断を受けることにどれだけの意味があるのかなぁという話。

というのも、認知症の場合、診断がついたところで治療薬があるわけじゃない。進行を遅らせる効果がある「かもしれない」という薬があるだけだ。今回は介護保険の認定に有利になるというメリット?があるけど、そうじゃなかったら、大騒ぎをして病院につれて行き、診断を受けて、本人も傷ついて・・・というプロセスを経てまで、薬を飲む必要はないような気もする。

巷では「認知症は初期の段階なら進行を遅らせる薬があるので、早めに診断を受けましょう」というのが常識になっている。

だから私も焦っていたけれど、今となっては、それって製薬会社の宣伝活動の賜じゃないかなんて気もしてくる。病院に置かれているパンフレットは製薬会社が広報宣伝費を使って作っている物だし(その記事を書く仕事をしたこともある)、ネットの情報だってそういうところがスポンサーになっていることが多い。

早く診断を受ける、薬を飲むことが悪くはないのだけれど、必要以上におすすめされているというような気もしなくないなぁというのが、今の正直な気持ち。

父を見ていると、本人が言う「年相応のボケ」と認知症、どこで線引きできるのかなと思うことがある。同じ年の母と比べても大きく違うことは事実なのだけれど、こういうボケたおじいさん、おばあさんは昔からたくさんいたはず。そんな「ぼけ老人」も、昔のように子世代と同居していれば、それほど大きな問題にはならなかったんだと思う。

寿命が延びて、ぼけてからの年数が長くなっちゃったのもあるけれど。

とはいえ、せっかく薬を飲み出した以上、多少なりとも効果があることを願うのみ!






2017.01.31 | | コメント(2) | トラックバック(0) | 介護



コメント

難しいね~。でもやっぱり診断が付いているのといないとでは周りに理解を求めるときにもいろいろと違うし、第一、「迷子」になった時に認知症ですと言ったら警察もすぐ探してくれるけどそうじゃないと「ご自分の意思で出て行ったのかもしれませんね」って言って探してくれないのよ。やっぱり診断は大事。
それに、実の娘じゃなくヨメだったりすると、介護する相手が単なる忘れっぽい老人なのか病人なのかで対応する気持ちも変わるとか、そういうこともあると思うのね。
私は自分の祖父と舅のケースを見ていて、やっぱり「身内」は認知症とは認めたがらないなあと思う。
やっぱり進行して行く「病気」なんだと言うことをまわりが覚悟しないといけない部分があって、その第一歩が診断なのかも。
確かに大家族で住んでいたり田舎みたいに近所中が顔見知りだったりした時代にはあまり問題にならなかったようなことだろうね~。
いろいろ書いて脅かしてもアレなのでこのくらいにします。ゴメンね。
先回りしてあれこれ心配しても仕方ないけど、何かあった時に臨機応変に対応できる柔軟な考え方、発想の転換なんかは脳にゆとりがないと出来ないから、日々いろいろ脳を刺激して豊かな発想力を養っておいた方がいいと思います。漠然としてるけど。そんな感じ。

2017/01/31 (火) 23:34:39 | URL | Yucana #jcOaHd1Q [ 編集 ]

YUcanaさんへ

確かに、実の娘でも妻でも、「お墨付き」がつくと踏ん切りがつくというか、あきらめがつくというか、腹をくくるところはあるかもね。

2017/02/02 (木) 21:19:36 | URL | びっけ #- [ 編集 ]

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