介護食と夫婦愛と

昨日ふとしたことで見かけた「ダンナが、ガンになりまして」というコラム記事。


日経ビジネスというサイトで連載されていたもの。口腔底がんの手術で食事に支障をきたすようになった夫のために、必死に介護食を工夫した奥さんの話。

最初は、「口腔底がん」って言葉に目が止まって、うちの母の参考にもなるかしら?と読み始めた。

9回に渡る連載の全文は結構長いんだけど、一気に読んじゃった。

この人の場合は、すでに他の部分でがんがあって、その転移で口腔底がんになったらしい。手術で下あごが麻痺したりして、鏡を見ながらじゃないと食べられなかったり、ものすごく柔らかいものじゃないと食べられなかったりと、かなり大変な状況。

筆者である奥さんは、元々料理研究家ということもあって、夫が食べられるもの、それも「おいしい」と思って食べられるものを作ってあげようと、必死に試行錯誤を重ねる。このコラムは、その様子を綴ったもので、実際につくったレシピなどもたくさん登場する。

うちの母の場合は、よほど固いものじゃなければ食べられる。でも傷にしみる。だから、このケースとは違う所も多くて、直接レシピは参考にならなかったんだけど、読み進むうちに、「読み物」として引き付けられた。

奥さんの努力の結果、おいしい!と喜んで食べる夫。流動食だけで体重を増加させて、医師からも驚かれるほど。一度は職場にも復帰するもの、結局は亡くなってしまう。

子供はいなかったけど、ものすごく仲良しだった夫婦。料理研究家になったのも、夫がおいしいと喜ぶ顔が見たい、夫の友だちをもてなしたいという気持ちの延長。栗原はるみみたいだ。その彼女は、夫を亡くして絶望の淵に追い込まれる中、夫の介護食づくりで得たノウハウを、少しでも同じように困っている人に役立ててもらいたい、そんな思いで、今はそのレシピや情報を公開したサイトを運営している。

やわらかい・飲み込みやすいクリコ流 ひとりひとりの介護ごはん

ますます高齢化が進んでいくなか、彼女の発信する内容はものすごく貴重なものだと思う。単におうちで介護している人だけじゃなくて、メーカーとかお店とか、いろいろなところに必要とされる情報だろうし、それをみてビジネスにつなげたいという人が出てくるかもしれない。」

きっと反響も大きいだろうから、きっとやりがいもあるだろうし、彼女自身がこれを「仕事」にしていくこともできると思う。

愛する旦那さんが残してくれた「生きがい」と言えるのかも。と思えるような感動的なストーリー。このコラム、ぜひ本にまとめて出版して欲しいと思う。

サイトに無料登録は必要だけど関心があったらぜひ、コラム読んでみてね~。



2017.02.16 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 介護



コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

«  | ホーム |  »

カレンダー(月別)

04 ≪│2017/05│≫ 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

全ての記事を表示する

全ての記事を表示する

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: