脳みその記憶容量
最近、どんどん壊れゆく父を見ているせいもあって、自分の記憶についても不安が募る。いろいろな名前が思い出せなかったり、過去のことを言われても全然覚えてなかったり。「もう、ボケが始まっちゃってるのかもぉ」なんていうのが、シャレじゃなく心配になったりして。
人間の記憶は短期記憶と長期記憶があるという。パソコンでいうと、メモリとハードディスク?
父は専門的な詳しい診断を受けたわけじゃないけれど、症状をみていると、要するにいわゆる短期記憶というところがダメになっている。脳みその中の海馬ってやつ?の機能がやられちゃってるんだろう。メモリが壊れちゃってるってことだ。
ついさっきのことじゃなくて、知ってたはずの名前を思い出せない、覚えてたはずの過去のことを忘れちゃってるというのは、それとはまた別の話で、長期記憶の部分の話のはず。
パソコンや録画用レコーダーのHDDに容量制限があるように、脳みその記憶容量にも上限があるのかなぁ?
だとしたら、長年生きていろいろな記憶が貯まってきて上限近くなったら、もう覚えられない、あるいは過去のいらない「データ」を消して容量を確保するとか、そういうことがあるのかな??
だとしたら、あまり余計なことは頭に入れないようにした方がいいとか??
うーん、でも、どんどん記憶の出し入れをしないと、どんどんさび付いて働きが悪くなりそうな気もするし。たぶん、年を取っていろいろなことを思い出しにくくなるのは、しまってあるはずの場所から探し出してくる能力が衰えるからよね。だとしたら、やっぱり頻繁に出し入れしたほうがよさそうだ。
まあ、母のがんを理解できない父をみていると、記憶できなくなるっていうのも、ある意味、一種の防御反応みたいな部分もあるのかなとも思ったり。案外、すべてが自然にうまくいくようにできてるのかもね。
2017.02.26 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 日々のできごと