戻った風の母と、壊れだした父

昨日は昼間仕事があって東京へ行ったので、帰りに(父には内緒で)病院に寄ってきた。


母は相変わらず元気。この前ほどのハイテンションでもなく、いたって普通。最初は「鳥が飛んでる」とか言ってたけど、「それ、幻だよ!」と言うと「あら、やあねぇ」と。話してるうちにどんどんクリアになって、差額ベッド代のかからない部屋はまだ空かないのか聞いてみたら?とか、看護師さんたちに付け届けはしなくていいのか、など心配しているあたりは、まるで入院前のレベルに戻ったようにも見える(入院前も、けっこうぼーっとしていて、寝ぼけたことようなこと言ってたし)。口が開かない分、何を言ってるのか「聞き取りにくい」けれど。

看護師さんが来ると、「この人私のこといつもいじめるのよ」なんて、母独特の親しみを込めたからかい?で遊んでて、そばでみているとハラハラしちゃう。向こうはプロだし、毎日見てれば本気で言ってないことはわかってくれると思うけど、「いじめてるのはお母さんの方でしょうが!」「すみませんねぇ」とフォローしておいた。

「頭から下もまでぜーんぶお世話になってるんだから、かわいがってもらえるおばあさんでいなくちゃダメだからね!」と言うと、「ほんとよねぇ、オムツまで替えてもらうんだもんねぇ」と笑う。オムツは最初は嫌だったけど、今はもうすっかり慣れたそうだ。「どうせあっちはプロだもの。気にしないことにした」とは、さすがだ。

この分じゃ、当分死にそうにないわとほっとするやら、(以下自粛)。

そして今朝。父から電話。恒例の「お見舞いの予定はいつか?」を聞くのかと思いきや、「おかあさんは、今どこにいるんだ?」とな。あららら~、そこまで戻っちゃいましたか。病院にいるというと、「それは入院患者としてか」「一度ぐらい見舞いに行ってやらないと」「アンタは遠いからいっしょに行くのは無理か」。予想できないことではなかったので、淡々と軽く「説明」すると、「そうそう」と分かった風な事を言う。

先週は母の命が長くないということを理解したはずの父。心配していた割には、その後落ち込んでる風でもないなと思ったら、「それは忘れる」という自己防衛本能ボタンによってリセットされたらしい。人間ってうまくできてるもんだなぁと、しみじみ感心する。

気になるのは、去年の夏に母が入院したときも、最初は物わかり良く「良い子」にしていた父が、「お母さんはどこにいるんだ?」と聞き出した頃から、いろいろ大変になったのだった。今後何をやらかしてくれるか、戦々恐々。。。

2017.08.08 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 介護



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