読書録:『自分の時間を取り戻そう』


社会派ブロガーちきりんさんの本。

キーワードは「高生産性」。といっても製造業のことではなく、あらゆる社会や個人の人生において、生産性という概念を持って、無駄なことを省き効率的にやっていけば、「ゆとりも成功も」手に入るよ!て話。

冒頭に出てくるのは4人の「忙しすぎる」人たち。

中間管理職になったことで自分の仕事にマネージメントの仕事も加わってキャパオーバーな「デキる男 正樹」。家事育児と仕事の両立に奮闘する「頑張る女 ケイコ」。企業を辞めてフリーランスになったのにブラックな環境から抜け出せない「休めないオンナ 陽子」。学生時代に起業してブレイクしたものの、組織の拡大につれて不安を感じている「焦る起業家 勇二」。

みんなそれなりに「がんばってる」のに、忙しすぎて不幸。彼らが「忙しさ」から解放されて幸せに
なるにはどうしたらいい?という問題提起から、「高生産性」のメリット、それを目指す理由などが解説されていく。

日本の労働市場の生産性の低さは巷でもよく指摘されることで、「働き方改革」なんて言葉も踊る今日この頃。「生産性重視だけじゃすまないこともあるよね」という反論は承知で、あえて「生産性は高い方がいいことばっかじゃーん!」と持論を繰り広げる。

提案されていることがすべて実現できるわけでもなく、かなり極端な話ではあるけれど、とりあえずまずは「生産性」って概念を持つだけでも違ってくるよ!ってところなのかな。

ちきりんさんの本は何冊か読んで、今までも何回かここにも書いてる。いつも言ってるような気がするけど、論旨明快で分かりやすい文章はスカッとする部分もある一方で、終始勝ち組の理論、上から目線なのは相変わらすで、嫌いな人は嫌いだろうなぁって感じ。

それも覚悟の上であえて挑発的に、分かる人だけ分かればいい、(バカは相手にしません)的な物言いは、男ホリエモンってところか。本名も顔写真も公開しない(探せばすぐ出てくるけど)のも、憎まれキャラを自覚した上でのことなのかな。とにかく、頭の回転が速い人であることは間違いない。

本の内容に戻ると、生産性だけを求めることはできなくても、そういう視点を持って改善策を模索してみるってのは、意味のあることじゃないかな。


2017.08.27 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 読書録



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