FC2ブログ

読書録:『すてきな地球の果て』


北極や南極という「極地」での生き物調査を専門としている女性研究家の旅?エッセイ。

その大自然のすばらしさ、そこに息づく草花や動物たちの姿が生き生きと描かれていて、地球のてっぺんという「地球の果て」を自分の目で見て、自分の足であるいているという感動がダイレクトに伝わってくる。著者自身が撮影したカラー写真もふんだんに載っているせいもあるんだけど、自らの感じたことをあらわしている言葉が説得力があって引き込まれた。

今や南極も普通の人が観光旅行で行けるようになった時代とはいえ、そこはやはり過酷な世界。夏場の南極は気温が10度ぐらいまで上がることもあるというので、寒さという点では意外に平気?なんて思っちゃったりもするけれど、いやいや、ホテルなどあるわけでもなく、「水回りはきれいじゃなきゃ」なんて言ってる軟弱トラベラーには、とても無理(笑)。

なので、さすがに自分が生きたいなぁとは思わなかったけど、それでも、著者の背後霊みたいになっていっしょに旅してきた気分(笑)。

ところで、南極といえば思い出すのが、スコットとアムンゼンの物語。スコットはイギリス人でアムンゼンはノルウェー人。この本でも、その頃の名残で南極にはノルウェー語の地名などが多いという話が出てきた。子供の頃はなんとも思わなかったけど、改めて考えてみると、北極に近いノルウェーから南極って、かなり遠いよねぇ? 極地探検つながりで南極に行ってみるべぇ!ってことになったんだろうけど。

ついでに調べてみたら、地理的に近いアルゼンチンやニュージーランド、オーストらラリアだけでなく、イギリスやノルウェー、フランスも領土権を主張してるんだとか。どこの国でも「飛び地」には変わらないのかもしれないけれど。

ただ、この本にも南極の砂をさらっとすくっただけでも、ガーネットなどの宝石がざっくざっくあるという話だったから、いろいろな資源も山のようにあるんだろうし、そういう利権も絡んだりして、複雑なんだろうなぁ。

なーんて、無粋なことはともかくとして、純粋に極地のロマンに浸れる本です♪






2018.03.01 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 読書録



コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

«  | ホーム |  »

カレンダー(月別)

09 ≪│2018/10│≫ 11
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

全ての記事を表示する

全ての記事を表示する

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: