読書録:『街道をゆく 22南蛮のみちⅠ』


『龍馬がゆく』『坂の上の雲』『項羽と劉邦』など歴史小説で有名な司馬遼太郎。日本史も東洋史も苦手な私は、今まで一冊も読んだことなかった。

それがなぜこの本かというと、6月に予定しているバスクの旅行記を読んでいたら、まさにそのバスクを旅した様子が綴られていると聞いたから。

バスク地方というのは、フランスとスペインの国境を挟む地方で、そこに住む人たちは現在はスペイン人かフランス人に分類される。ピカソの絵画で有名なゲルニカもバスク地方の街。独自の「バスク語」はフランス語ともスペイン語ともまったく違うらしい(今はほとんど話す人がいなくなっちゃっているようだけれど)。

パリから始まり、フレンチバスク、スペインバスクをまわる旅。この「街道をゆく」というのは、「週刊朝日」の連載として22年間も続いたシリーズらしい。単行本としても全43巻が出版されているうちの1冊だ。そんな事情もあって、旅といっても単なる旅行ではなく、編集者や画伯も引き連れた取材旅行。(週刊誌の連載のときは、画伯の絵も載ったのかしら?)

この旅の詳しい内容は、出版社のサイトに公式ページがあった。→こちら

日本人にもなじみの深いフランシスコ・ザビエル。彼はまさにバスク生まれのバスク人なんだそうだ。この旅ではパリから彼の足跡をたどり、父の生家などゆかりのある場所を巡る。

旅行の参考に、、とは言っても、ロケ旅行が行われたのは1982年。今から36年も前のこと。今やバスク旅行の目玉となっている美食の街サン・セバスチャンが注目されるようになったのは2000年以後のことだから、それよりもずっと前、まだ無名な小さな街だった頃。なので、おいしいバルやらステキなホテルの話が出てくるわけでは、もちろんない。

街の様子も随分ちがっているだろうし、そういう意味では直接参考になるものは何もないのだけれど、さすが歴史小説の大御所の文章だけあって、この地方が歩んできた歴史とか人々の雰囲気とかを感じさせてくれて、もっとバスクのことを知りたいなぁと思った。

2018.03.07 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 読書録



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