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死別した妻に愛をさけぶ?

ドラマチックなタイトル、誰のことかというと、なんと父のこと。


昨日、春物衣料を届けに父の施設に行ったとき、スタッフの女性と話していたら、「お父さまは、本当に奥さまのことを愛してらっしゃったんですねぇ」という。

母が入院して離ればなれになった父を見ていて、私もそれは感じていた。でも、スタッフの詳しい話を聞くと、私の想像以上なのだ(笑)。

同じフロアのある1人のお婆さまのことを、なぜか母だと思い込んでいる父(共通項はおばあさんって言うだけで全然似てない)。「寒くないか」と声をかけたり、ブツブツ文句を言ってると「ワガママを言うんじゃない」なんて諭している姿は私も何度か見ている。

それが最近は、面と向かって愛の言葉?をかけているんだとか。「俺はこんなだからお前は分かってないかもしれんが、ナンタラカンタラ」とか。その女性スタッフ曰く「まるでプロポーズですよ。私が若いときにそんなこと言われたらうれしかったなぁと思いますよぉ」だって。さらに、他の男性利用者と3人で座ったときには、「これは私の妻なんだから、手を出すな」的なことまで言ったとか!(手を出すって。。。。)

幸い、まわりは全員認知症なので、父が言ってることは分からないから、トラブルになることもない。そもそもおばあさんは耳がほとんど聞こえないらしいし。ただ、ときおりそのおばあさんがうっとおしくて払いのけたりすることがあるので、よろけて転んでケガしないようには気をつけてみてます、とのこと。

「母の生前はケンカばかりで、およそそんなコト言う人じゃなかったんですよ」と言う私に、「ふたりだけのときは言ってたんじゃないですか?」と。いやいや、それはないと思う。そもそも母はおとなしくそんなこと言われてる人じゃなかったし。ケンカ腰の毒づきあいが、ふたりだけに通じる愛の世界だったのかもしれないけれど。

私には父の悪口しか言わなかった母だけど、最期は父にだけ反応したように見えたし、やっぱり夫婦のことは夫婦にしか分からないのかなぁ。

いずれにしろ、今認知症になった父は、心の声をストレートに出せるのだろう。その言葉を投げかける相手が、他人であったとしても、形ある姿で目の前に存在するというのは、父にとっては幸せなことなのかなぁとも思う。どうぞ、あのおばあさんが父より先に亡くなりませんように。(おそらく父より年上だけど、ご飯はすごい勢いで完食してるから、たぶんまだまだ大丈夫そう)

ただ、夜中に部屋に入って行っちゃったりしたときに、止めようとして「奥さんじゃない」と言っても納得しないので、説得するために写真を持ってきてくださいとな(^^;)。入所したときに置いておいた写真は、おしっこひっかけてダメにしちゃったんだって(イヌ?!)

そのおばあさん以外も、まわりの人のことをあれこれ気に掛けている父、わがままを言っている人がいると、「私たちが言えないことを言ってくれて、ちょっとスカッとします」とも(笑)。「最近は、先生とお呼びしています」だって。スタッフの人も、父の性格が分かってきて、うまく対応してくれてるようなので、本当にありがたい。穏やかで平和な日々が続きますように。

2018.03.28 | | コメント(2) | トラックバック(0) | 介護



コメント

何だかほのぼのとしたいい話だわ~。個人のブログだけじゃもったいないから、どこかに投稿してみては?

2018/03/29 (木) 06:45:18 | URL | おぐママ #- [ 編集 ]

おぐママさんへ

ありがとう(笑)。会いに行っても父とは話すこともなくて困っちゃうんだけど、この手のネタ集めと思えば、通うモチベーションも上がるかも?

2018/03/29 (木) 09:20:17 | URL | びっけ #- [ 編集 ]

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