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読書録:『物流は世界史をどう変えたのか』


古今東西、いろいろな国や民族がその時代を支配したそのキーポイントは、物流を押さえたことであった!とう切り口で世界史を概説する。著者は経済学部の教授なので、経済史という感じ。

フェニキア人とかバイキングとか喜望峰ルートとか、世界史で習ったものを、「物流」という視点で整理し直すのはなかなか斬新で面白かった。この国のあとはこの国が力を持ってとか、なんたら民族が勃興し、滅んで次はなんとか民族が、、みたいな話を、その時代にニーズのあった物の流れ(貿易)や、ものを運ぶための画期的なツール(蒸気船とか、新ルート、運河とか)の開発で説明されると、ほー、なるほど、という感じ。

ただ、新書版で一般向けにやさしく書かれてはいるものの、やっぱり地名とか民族の名前とか、ついていけないものもあって、細かい所は消化不良。

今の世の中、ITだのAIだので人間の仕事はどんどんなくなっちゃうよね、と言われるなかで、最後に残るものは物流かなぁと思ってた今日このごろ。人は食料がないと生きていけないし、それを運ぶ仕事は絶対に残るだろうと。現状、ヤマトがひーひー言ってる現状が物語るように。将来的には全部ドローンで運ぶ時代が来るのかもしれないけどね。(そんな話はこの本には書いてない)

いや、それにしてもそのドローンの物流網を押さえた企業?国?が大きな力を持つようになるのかな、この本の論理で言うと。

たかが物流、されど物流!というお話でした。

2018.04.24 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 読書録



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