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読書録:『「家事のしすぎ」が日本を滅ぼす』


冒頭に引用されている「なぜ女性だけが、新卒や就活のときから結婚や育児について考えなくてはいけないの?」という、ある女子大生のつぶやきには、まったくそうだよねぇと思う。

日本の人口が減っちゃう→働き手が足りない→女性も活用しなくちゃ!って流れで、今どきの女の子には「専業主婦」なんて贅沢は許されない。食べていくためには子供を産んでも働かざるを得ないのに、育児と仕事を両立できる環境は遅々として進まず。少子化だから子供は産んで欲しいと言われてもねぇと。

まさに娘が子供がその世代になって来た今、他人事とは思えない問題だ。

この本では、その原因のひとつは、主婦たるもの、家事をしっかりしなくてはいけないという幻想にとらわれているからだという。

それは一理あるとは思うんだけど。必ずしもそうじゃないよね、とも思う。

著者が言うように、「手作り」とか「バランスのとれた食事」とか「丁寧な暮らし」とかに憧れる風潮はあるにしても、実際は結構適当に済ませちゃってる人が大多数だと思うし、そこにそれほどの罪悪感があるとも思えない。

「時短」がトレンドなキーワードになっていて、グッズやアイディアでささっと済ませることも、一種の「主婦力」として認知されてると思うし。

主婦だけの責任じゃなくて、男女ともに必要最低限の家事力を持つべきという主張は賛成なんだけどね。

外国と比べて日本は「家事のしすぎである」とう指摘は、なんかちょっとピントはずれなものも多かった気がした。もっと、「じゃあどうすればいいの?」的な建設的な部分に目を向けて欲しかったな。

テーマはいいのに、いろいろ中途半端でちょっと残念。




2018.05.13 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 読書録



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