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読書録:『60歳からの外国語修行』


海外旅行が好きでそのために語学を学びたい私にとっては、ど真ん中な本。

60歳すぎたオジサンがスペイン語をマスターするために、メキシコに行っちゃった話。NHKの語学講座を聞いていてもいつも挫折、モチベーションが上がらないのは日本にいたらスペイン語なんて使えなくても一つも困らないからだ!と思い立つ。

旅行で10日間キューバに行ったのを皮切りに、最初は10ヵ月、6年語には3週間の語学留学。ときに若者に混じって、ときに同年代のシニアといっしょに、半分勉強、半分観光のゆるゆるとした体験記だ。

「60歳過ぎのオジサン」といえど、実は著者は米文学の翻訳者。となれば英語はお手の物なわけで、普通のおっさんとは違うじゃんと思ってしまったけど、意外に初心者レベルな話題が続いて、私のような素人でも楽しく読めた。

ほとんど何も分からないところからスタートして、耳で聞いた言葉を「おそらくこんな意味では」と検討をつけ、あとで辞書を引いて納得。先生に質問して理解。という例がいくつも出てきて、読んでいるこっちも記憶に残りそうでありがたい。

めっちゃ面白かったのは、スペイン語をマスターするにはドラマを見るのがいいという例で出てきた、「スペイン語の学習を始めて3週間の人のためのノベラ」というもの。ノベラとは国民的人気を誇っているメロドラマを指すらしい。(ジャンルの名前)

タイトルは「Que Hora Es?」。一人の女性を巡って何人かの男性が揉めるというストーリーなんだけど、やけにそれっぽく熱演してる割に、出てくるセリフは、まさにスペイン語の入門レベルの簡単なものばかりで、それも「今何時?」とか、数字や曜日の名前を連呼するだけったりと、とにかく何の脈絡もない。

ちょうど、昔ドリフで意味もなく「This is a pen!」とか叫んでた、あんな感じ。ユーチューブにもあるというので検索してみたら、確かに笑えた。3分程度の短いものなので、見てみてね。
Que Hora Es? Part 1

もしかして、スペイン語学習者には有名だったりして?

その他、とにかく目線が庶民的だし、文章が軽妙なので、お気楽に楽しく読める。スペイン語学習中の身にとっては役に立つ話もいっぱいあった。ただ、私自身はメキシコには行く予定も関心もあまりないので、ヨーロッパ好きな私としては、スペイン本土の話だったら、もっと面白かったんだけどね。



2018.05.22 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 読書録



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