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読書録:『外国後学習の科学』


母国語以外の言語を習得するとはどういうことか。それを「科学的」に解明することで、効率のよい学習方法を探ろうという本。

「科学」といっても、脳のどの部分がどう反応して……みたいな話はあまりなくて、ほとんどが、古今東西の学者が行った実験の結果を並べているだけ。

ただ、この手の説明をされても、すべてのデータを持ってきているわけじゃないだろうし、自分の主張に都合のいいものだけを持ってきてるかもしれないし……なんて思っちゃうのは、天の邪鬼かな(笑)。

全体として、ふーん、へーと思う部分はあるものの、直接自分の勉強方法に応用できるヒントがあるというわけではなかった。例文暗記とか、自分の興味のある分野に絞ったインプット、毎日少しずつでもアウトプットとか、よく言われることだし。

あ、ひとつだけ、納得したことがあった。

同じ外国後でも、構造の似ている言語と、大きく異なる言語とでは、脳の反応する部分が異なるという。たとえば、日本語も英語も同じぐらい話せる韓国人の脳を検査してみると、日本語と韓国語を話しているときと、英語を話しているときとでは、明らかに違いがあるんだそうだ。

そして、構造の似ている外国後の場合は、インプットに偏っていてあまりアウトプットをしなくても理解できる傾向があるという。

私が一時あんなにはまってた韓国語、ここ5年ぐらいはまったく触れる機会がない。でも、今でもたまに旅行先で聞こえてきたり、たまたまテレビで喋ってる言葉を聞いたとき、意外に覚えてるのにびっくりする。

もちろん、忘れないといっても、あくまで「全然勉強してない割には覚えてるじゃん」という程度なんだけど。でも、他の言語と比べると、明らかに「覚えてる」気がする。

私の韓国語学習は完全に独学で、ラジオ講座も聞いたけど、おそらくほとんどは毎日たくさん韓国ドラマを見たこと。つまり、大量のインプット。それに比べると、アウトプットなんて旅行に行ったときぐらいだからたかが知れてるのに、それほど忘れないのは、まさにその理屈なのではと納得したというわけ。

フランス語やスペイン語、イタリア語も、大量にドラマや映画を毎日見ればもう少し分かるようになるかなと思ったけど、そういうわけでもないのかも?

2018.05.31 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 読書録



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