FC2ブログ

読書録:『老いの重荷は神の賜物』


先ごろ亡くなった樹木希林さんが生前行った講演をまとめた本。

うちの近所の本屋さんでは正面入口入ってすぐのところに、デデーンと樹木希林コーナーが設けられていて、何冊もの本が並んでいる。一種のブームって感じ。

一冊ぐらいは読んでみようかしらと読んでみたけど、内容はあんまりなくて正直わざわざ読むほどではなかったかな。生前、および亡くなったときによく特集されていたテレビで見聞きしていたことの他にはあまり目新しいものはなかった。

話し言葉でそのまま書かれているし、いかにも彼女が言いそうなことなので、まるでそこで話しているかのようだ。樹木希林ワールドを味わいたい人にはよいかも。

私としてはちょっとアマノジャクで、世の中のあまりの樹木希林賛美に、ちょっと違和感もある。潔い、かっこよい生き方だとは思うけれど、かなり変わった人であったことは確かだろうし。

そして、ちょうどこの本を読み始める直前に、たまたま実の娘である内田也哉子が何かのテレビ番組で、「子供の頃もっと甘えさせてほしかった」と話していたという記事を目にしちゃったものだから、よけいに、彼女の生き方を全面的に称賛する気になれなかった。

そりゃ、あれだけロックな父とそれに負けないロックな母に育てられたら子どもは結構たいへんよね。おかげで強い人、独り立ちできる人間に育ったのかもしれないけど、やはり本人にしてみれば複雑な思いはあるだろうし、そんな母の生き方をみんなが両手を上げて褒め称えるのを見ているのはどんな気分なんだろう?と思っちゃったりして。

私自身は也哉子さんのことをよく知らないし、自分も母にまつわる本を何冊もだしているようなので、私が心配するようなことはないのかな。

2019.11.17 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 読書録



コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

«  | ホーム |  »

びっけのおすすめグッズ

カレンダー(月別)

11 ≪│2019/12│≫ 01
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

全ての記事を表示する

全ての記事を表示する

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: