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![]() | 最愛 真保 裕一 (2007/01/19) 新潮社 この商品の詳細を見る |
ある30代の男性小児科医のところに、姉が事件に巻き込まれて重体という電話が入る。この姉弟は、幼くして両親を失い、それぞれ違う親戚に引き取られて育った。優しい養父母宅でまっすぐ育った弟と、親戚宅に適応できずに行方を絶った姉。弟は事件の真相を追い、音信不通だった間の姉の生き様を知る。そして明かされる過去。。。
真保裕一の作品は「繋がれた明日」に続いて2冊目。読みやすい文章で話がどんどん展開していくので、一気に読める。けど、この作品に関しては、うーん、なんかさっぱりしない読後感だな。
根本的に、この弟の「姉への想い」に感情移入できなかったんだと思う。そこがテーマだけに、結果的に「うーん」となっちゃったというか。
話の中身そのものより、この本を読みながらずっと気になっていたのは、この本の作者である真保裕一と東野圭吾の比較について。
おそらく最近読んだ「たぶん最後の御挨拶」という東野圭吾のエッセイの中で(レビューはこちら)、真保裕一と親交があり、いい意味でライバル意識を持っているようなコトが書かれていたからだと思う。
意識してみると、確かにこの二人の作品って、ちょっと似てる。心情描写に重きを置いたミステリーという点で。とはいえ、真保裕一の作品はまだ2冊しか読んだことないし、代表作といわれる「ホワイトアウト」も読んだことないんだけど。
そういえば、以前「繋がれた明日」を読んだとき、東野圭吾の「手紙」を思い出した記憶はある。共に犯罪加害者の側の物語で、前者は加害者本人の苦悩、後者は加害者の家族の苦悩を扱ったものだ。
今まで知らなかったんだけど、この2冊、同じ年(平成15年)の直木賞候補になっていたらしい。この年は仲良く?二人とも受賞を逃し、石田衣良『4TEEN』、村山由佳『星々の舟』が選ばれたのだが。(このことを取り上げたコラムを発見。)
その後、東野圭吾は平成17年に「容疑者Xの献身」で受賞を果たすが、真保裕一の方は未だ受賞に至っていないようだ。売上的にも、たぶん東野圭吾の方が売れてるんだろうなぁ。
でも、もうちょっと真保裕一の作品も読んでみてもいいかな、とも思ったので、何かオススメのものがったら、誰か教えてね。
ちなみに、昔書いたレビューへのリンク。
繋がれた明日
手紙
どちらも、この2004年、まだこのFC2ブログを始める前のもの。ひぇー、こんなものがまだ残ってるって、ある意味スゴイ(笑)。自分の記憶ってかなりあやふやでドンドン忘れちゃうので、こうやって何か書いて残しておくのって便利だなと、改めて実感。
余談だけど、この忘れていた古いブログ。コメント500って何よ?と思ったら、ものすごいスパムの嵐だ(^^;)。英文で意味わかんないものばっかりだから、別にいいけどさ。。
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